VOLTECHNO

ガジェットとモノづくりのニッチな部分を伝えるメディア

2021年7月10日

超小型衣類乾燥機 Morus Zeroレビュー、真空技術でスピーディに乾燥

超小型衣類乾燥機 Morus Zeroレビュー、真空技術でスピーディに乾燥

スマート家電を販売するMorus Innovation Ltd.(中国:中国深セン)の超小型衣類乾燥機 Morus Zeroの日本正式販売が開始しました。クラウドファンディングサイトMakuakeのプロジェクトで5月20日から最大39%OFFで応援購入できます。

工事要らずの超小型衣類乾燥機 Morus Zero

今回紹介するのは、Morus Innovation Ltd.(本社:中国深セン)の超小型衣類乾燥機 Morus Zeroです。

Morus Zeroは高さ53cm×幅41cm×奥行き49cmのドラム形状の乾燥容量1.5kgの超小型衣類乾燥機です。取付工事不要でどんな場所にでも置けるコンパクトサイズが特徴で、UV除菌モードやシルク・靴の乾燥モードまで多彩な乾燥機能を搭載します。

小型乾燥機ながらも1,100Wの消費電力によって最速15分の高速乾燥を実現しています。

Morus Zeroは2019年5月に米国クラウドファンディング Kickstarterで$600,000の支援を達成したプロジェクトです。日本でもMakuakeで2021年5月20日から正式販売プロジェクトがスタートし、開始後から僅か10日で5,000万円を達成する超大型案件になっています。

※当記事で紹介するMonus Zeroはレビュー向けのレンタル品です。実際のクラウドファンディングで届く製品とは異なる場合があります。

Morus Zero 製品仕様

製品名 Morus Zero
乾燥重量 1.5kg
動作電圧 100~120V
動作周波数 50/60Hz
消費電力 1,100~1,200W
ドア開閉方向 左開き
カラー ホワイト/ダークグレー
重量 約13kg
寸法 53×41×49cm

<Morus 会社概要>
代表者:CEO 宜爾軒
本社所在地:Qianhai Complex A201, Qianwan Road 1, Qianhai Shenzhen-Hong Kong Cooperation Zone, Shenzhen, China
設立:2018年3月
事業内容:「Morus Zero」を中心としたスマート家電の開発・製造
URL:https://morus.com/

Morus Zeroの特徴「換気口&工事不要な簡単設置」

Morus Zeroは電気工事や据付工事が不要なので、箱から出してすぐに使えるようになっています。

小型モデルでありながら、1,100Wの強力な消費電力と複数の高性能モーターを搭載し、タンブルの方向・速度・加速を正確にコントロールすることも合わせて最速15分の衣類乾燥を実現しています。

8モードの多彩な乾燥機能を搭載

Morus Zeroは衣類や用途に応じた8つの動作モードを搭載しています。

UV除菌乾燥機能を搭載

外干しで日光に当てれば直射日光で殺菌できますが、梅雨の時期などは衣服が乾きにくいため菌が発生しやすくなります。

Morus Zeroの除菌コースなら、乾燥しながらUVライトで衣類の除菌ができます。

洗濯後すぐに衣服を乾かすことができ、除菌もできるので、嫌な生乾き臭もなし!清潔な衣類をまとえば、日々の暮らしの質もグンと向上します。

MonusZeroレビュー

ここまでMonusZeroの主要な要点を紹介したので、早速レビュー用のレンタル品を使って、実際にMonusZeroを使って衣類乾燥を行ってみましょう。

タオル乾燥に使ってみる

バスタオル3枚(900g)の乾燥を行ってみます。モードはSANITIZE(除菌)モードで60分回してみました。

残り時間やタンブル内の温度は本体上部の操作パネル上にリアルタイムで表示されます。

60分後、乾燥機から取り出してみると3枚のバスタオルはしっかりと乾燥できていました。

筆者がこれまで使ってきた電気衣類乾燥機で濡れたバスタオルを乾かす時などは、1時間程度ではなかなか乾燥せず、乾燥ムラなども起きるので様子を見ながら乾燥時間の調整なども必要でしたが、MonusZeroは1,100Wもの高い出力によってしっかりと乾燥できていたのが好印象です。

乾燥の仕上がりを比較

製品紹介画像だとMorusZeroと天日干しで2倍近くふっくらするほど仕上がりの差が出ていますが、実際の使い古したハンドタオルでどのように乾燥されるのか試してみましょう。

クラウドファンディングページ上の比較画像

洗濯機から脱水した直後のハンドタオルをMorus Zeroに入れて乾燥させてみます。

動作モードは、Quickモードで15分乾燥させてみましょう。

Quickモードの15分乾燥でもしっかり乾燥させることが出来ました。

コットンのハンドタオル1枚が15分で乾燥できたので、ポリエステルなどの速乾性に優れる布地であれば数枚入れても15分で乾燥できそうです。

天日干ししたハンドタオルとの仕上がりを比較してみましょう。

(上)天日干ししたハンドタオル (下)MorusZeroで乾燥させたハンドタオル

乾燥方法によるふくらみの違いは公式のサンプル写真ほどの違いはありませんでした。ただし、手触りには大きな違いがあります。

写真だと違いがわかりにくいので、少し拡大してみましょう

天日干しのハンドタオル。繊維の方向がバラバラで毛先が少し固くなっている
Morus Zeroで乾燥したハンドタオル。繊維がしなやかで全体的に柔らかい

天日干しの方は、毛先が固まってしまい少しごわごわした感じになっています。一方、Morus Zeroの方は毛先がなめらかに整っていて、手触りも柔らかくなっています。

騒音はそれなり、掃除機の動作音よりは気にならない

Morus Zeroの少し横に騒音計を置いて動作音を測定した時の騒音値は80dB前後でした。衣類乾燥時の実際の動作音のイメージは、掃除機程度の音を考えると良いでしょう。

クラファンページには「ネオジム磁石ブラシレスモーターを使用してポンプを駆動」と書いてありますが、真空ポンプのようなドコドコ音はありませんでした。ドアの密閉構造もシンプルなものなので、実際の真空度に関してはそこまで高くないのかもしれません。

フィルター清掃は容易、定期的に清掃しよう

MorusZeroのフィルターはドラム底面に磁石で張り付いています。

フィルターはつまみを引っ張るだけで簡単に取り外せるので、こまめに取り外して付着したホコリを除去しましょう。

コスト的な部分では不利な部分も

性能や外観デザインの面で優れているMonus Zeroですが、クラウドファンディングによる早期割引があっても衣類乾燥機としては価格的な部分で高コストなので注意しましょう。

例えば、MorusZeroより大きい2kgクラスの小型衣類乾燥機ならネット通販価格で約2~3万円台の製品が売られており、もう少し大きい5kgクラスの衣類乾燥機であっても東芝や日立の乾燥器が4~5万円で購入できてしまいます。

一般的な電気衣類乾燥機と比較した時のMonus Zeroの優位点は、「設置が楽」「運搬が容易」「デザイン性に優れている」「UV除菌機能」などの機能面になるため、どのように使うか、独自機能が自分にとって利点となるか、などを考えて検討しましょう。

外観ギャラリー

裏面の排気口
排気フィルターを外したところ
裏面のプラグとスイッチ
上面操作パネル
廃水ボックス
ボックスを外したところ
ヒンジ拡大
ヒンジ拡大逆側
蓋を閉める部分
パッキン部分
タンブル内部
上部パネル拡大図

衣類乾燥機の従来デザインから脱却した意欲作

MonusZeroを純粋な小型衣類乾燥機として見た場合、コスト的な面で若干悪い点が目立ちます。

それらを補える点としては、UV照射による除菌機能や衣類乾燥機にはない革新的な本体デザインなどが実際の購入するかの判断のラインになるでしょう。

個人的に、MonusZeroを選ぶ最大の理由こそ「デザイン」にあると考えています。従来の衣類乾燥機は「乾燥機」と言った風貌の白くて四角いデザインしかなく、設置場所の定位置も考えなくてはならないので実際の購入には至らないなーと思っていました。

その点、MonusZeroは持ち運びが自由で、とりあえず床に置いておけばすぐに使えるのが優れている点です。

乾燥機が必要ない時でも、クローゼットや押し入れに入れてしまうこともできてスペースも圧迫しません。「衣類乾燥機を刷新する!」と宣言するMorusの言う通り、このMonusZeroは衣類乾燥機の在り方を少し変えてしまう製品かもしれません。

ちなみに、設置場所についてですがMonusZeroは操作パネルの位置が上方向なので、高い所に置くと操作パネルが見えない欠点があります。

本体上側に配置された操作パネルは、衣類乾燥機デザインをスタイリッシュに見せられる良いデザインですが、操作パネルが見える位置を考慮すると床起きや腰程度の高さの机までしか設置できないため注意が必要です。

海外向けに開発された製品なので、広いリビングやワンルームや洗濯部屋のようなスペースが限られている日本特有の住居では設置場所に少し難儀してしまうかもしれません。

この記事を書いた人

VOLTECHNO編集部
VOLTECHNOはガジェットや電動工具・モノづくりのニッチな情報を伝えるウェブメディアです。
Return Top