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2020年9月12日

マルチツールとは

マルチツールとは

マルチツールは最近開発された一番新しい形の電動工具です。マルチツールは今までの電動工具で行いにくかった作業を、簡単に行うことが出来る工具です。主に切断作業に使われる電動工具ですが、先端のブレードを変えれば剥離や研磨などにも活用できます。

マルチツールとはブレードの交換でさまざまな作業に対応する工具


BOSCH(ボッシュ) 18Vバッテリーカットソー GMF18V-EC

マルチツールとは、ブレードの交換によって切断・剥離・研磨などさまざまな作業を行う事の出来る電動工具です。2014年頃にBOSCHから発売され、その後にマキタ日立工機などからも発売されました。

通常の電動工具は主に回転運動や振幅運動によって作業を行いますが、マルチツールは振り子運動による振動によって作業を行います。振動による作業はキワ切りや窓抜き・シーリング材の除去に適しており、いままで手作業でしかできなかった作業がマルチツールでできます。

参考:マキタTD51D

替えのブレードもさまざまな材質・形状のものがあり、木工・金属・タイルなど様々な材料に対して適切な作業を行うことが出来ます。

また、マルチツールは回転工具などにありがちなキックバックや巻き込みが発生しないため、非常に安全性の高い電動工具となっています。

BLACK&DECKERからも同名マルチツールという電動工具が発売されていますが、それは別の工具なので注意しましょう。

マルチツールでできることは?

参考:マキタTD51D

上の写真はマルチツールの代表的な作業例ですが、マルチツールはその名の通り1つの工具で様々な作業を行うことが出来ます。これ以外にもブレードを交換するだけで様々な作業に活用することが出来ます。次の項目ではマルチツールならではと言える作業について解説していきます。

切断(角切り抜き・窓抜き・キワ切り)

参考:HIKOKI CV18DBL

切断用のブレードを取り付けると木や金属の切断が出来ます。

マルチツールで切断作業は入隅やキワの切り込み・窓抜き作業などに適しており、床と同じ高さで切れ込み作業ができるなど、今迄の電動工具では行いにくい作業ができるようになっています。

また、窓抜き作業もセーバソーなどと比べて小型で開けやすく、小さな穴を空けるのに適しています。

一見、万能に見えるマルチツールでの切断ですが、丸のこやレシプロソーなどに比べると切断能力は大きく劣っているため、主に造作や内装の合わせ作業などに使われます。

剥離(コーキング剥がし・シーラー剥がし・ボンド除去)

参考:HIKOKI CV18DBL

今まで剥離作業に使う工具と言えば剥離機(クリーパー)のみでしたが、マルチツールは剥離作業も行うことが出来ます。

マルチツールの場合、他の工具と異なり振動によって作業を行うため、スクレーパータイプのブレードを使えば、相手材を傷つけずに接着剤を剥離させることが出来ます。

研削(接着剤削り・タイル目地削り)

参考:HIKOKI CV18DBL

マルチツールはディスクグラインダーと同じように研磨作業も行うことが出来ます。

研磨作業時の使い方はグラインダーとほぼ変わりませんが、マルチツール独特のブレード形状は角やスミの部分までしっかりと研磨できるのが特徴です。また、振動による研磨であるため削りすぎるという事がありません。

サンドペーパーでの研磨も三角形の頂点の部分をうまく使えば、角の部分までしっかり研磨することが出来ます。

タイルの切り込み作業時にもグラインダーよりも粉塵が飛び散らないため、清掃の手間も少なく済みます。

マルチツールブレードは全部で4規格

規格 OIS STARLOCK STARLOCK PLUS STARLOCK MAX
ロゴ マルチツール OISロゴ マルチツール STARLOCKロゴ マルチツール STARLOCK PLUSロゴ マルチツール STARLOCK MAXロゴ
OSI
マルチツール
× ×
STARLOCK
マルチツール
× ×
STARLOCK PLUS
マルチツール
× ×
STARLOCK MAX
マルチツール
×

マルチツールのブレードはBOSCHによって規格化されていて、現在はSTARLOCK規格のブレードが流通しています。前世代規格のOISとSTARLOCK規格は互換性があるので、古いOIS規格のマルチツールでもSTARLOCKブレードを装着できます。

元祖マルチツールのBOSCHからは、強力に切断できるSTARLOCK PLUSSTARLOCK MAXブレードに対応するマルチツールも販売されています。

また、マルチツールの類似工具にテレビ通販などで見かける「カッティングソー」のような類似製品があります取り付け部分の形状が異なる独自規格のことも多いので注意しましょう。

マルチツールの使い方

ブレード装着方法(OISブレード)

解説に使うのはマキタのマルチツール TM41D。マルチツールによって取り付け構造が異なるため注意
① 上のレバーを持ち上げる
② レバーを持ち上げると固定用のピンが取れるので取り外す
③ ブレードを取り付ける。
④ ブレードを取り付けたらピンを押し込んでレバーを戻せば取り付けが完了
マルチツールのブレードは30度ごとに角度を変えて取り付けできる。作業しやすい角度で装着するのがおすすめ。

マルチツールで窓抜き切断する方法

② 電源をONにしてそのまま刃を押しつけると食い込んでいく
③ 四角形になるように刃を押し付けて同じように切断する
④ 四方全てに切込みが入ると穴が開く。
⑤ 窓抜き切断跡を仕上げたり調整する場合はサンドペーパーに付け替える。
⑥ 先端が三角形なので狭い場所でも研磨できる。

マルチツールの主なメーカーはBOSCH・マキタ・日立工機

2020年年時点ではBOSCH・マキタ・日立工機・Panasonicの4社がマルチツールの取り扱いを行っています。

マルチツール元祖のBOSCHからはSTARLOCK MAX・PLUSの高出力マルチツールが販売されていて、高い作業性能を持つのが特徴です。他の3社はライセンスの関係でOIS規格のマルチツールしか販売されておらず、STARLOCKブレードしか対応していません。

マルチツールは規格化が進んでいる電動工具で、メーカー間の違いはほとんどありません。マルチツールは持っているバッテリーメーカーと同じマルチツールを買うと良いでしょう。

BOSCH GMF18V-28

元祖マルチツールのBOSCHが販売するコードレスマルチツールのスタンダードモデルです。

GMF18V-28の特徴は、後述するSTARLOCKブレードに対応している事と、簡単にブレードの取付・取外しができるスナップインシステム、そして別売りアクセサリーが豊富な事です。

別売りアクセサリーには、切り込み深さを調整できる深さゲージアダプターと、削り屑を吸じんできる吸じんアダプターがあります。

このGMF-18V-28はSTARLOCK PLUSマルチツールで、現行のOIS規格のブレードには対応していないので注意しましょう。

マキタ TM51D

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マキタ(Makita)
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マキタのTM51DZはOISブレードに対応する18V充電式マルチツールです。OIS規格なので他社品との違いはなく、大きな特徴もありませんが、マキタバッテリーに対応しているのでさまざまな電動工具と共通して同じバッテリーを使用できるのが大きな強みです。

HiKOKI CV18DBL

日立工機のマルチツールCV18DBLはOIS規格のマルチツールですが、変速を自動で行う自動変速モードの搭載と、全長が307mmと他社のマルチツールより小さいのが特徴です。

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