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【Minecraft1.14対応】Synology NASのDocker Minecraftに「MOD」を導入する方法

前回、SynologyのNASにDockerを使ってMinecraftサーバーを立てる方法について解説しましたが、今回はそのDocker MinecraftサーバにMODを導入する方法について解説します。

Docker対応のSynology NASを使う


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SynologyのNASのPlusシリーズは仮想化環境のDockerに対応しています。今回は、Docker環境のMinecraftサーバに各種MODを適応する方法について解説します。(MOD未適応のバニラサーバーの構築については前回の記事を参照)

Screenshot

SynologyのNASでMinecraftのサーバーを構成する方法【Minecraft1.14対応】

NASのDockerでも通常のDocker環境と同じように、様々なコンテナを実行させることができます。今回は様々なコンテナの中からMinecraftのサーバーのイメージを使ってMinecraftのサーバーを構築する方法を説明します。

Minecraft MOD適応の前提条件

・Synology NASにDockerがインストールされている(筆者はDS916+を使用)
・Docker・ネットワークの基本的な操作が分かる
・イメージはitzg/minecraft-serverを使用
・他環境(クライアント、Linuxサーバー等)でのMOD適応の経験あり

itzg/minecraft-serverイメージからコンテナを生成

NASへのDockerの導入とitzg/minecraft-serverイメージのダウンロードについては前回解説したので、本記事では省きます。

MOD導入時には、コンテナの設定を変える必要があるので詳細設定ボタンから各種設定を行います。

ボリューム (永続化)

Dockerは再起動するとデータが消えるので、セーブデータやMODなどはコンテナの外で管理を行います。セーブデータのバックアップやMOD管理などは永続化した[data]フォルダ内で行います。

Dockerコンテナで使用する永続化のフォルダは、Dockerの画面でフォルダの作成を行います。Synology DSM上で作成してもOKですが、アクセス権限の問題でエラーとなる場合があるようです。

マウントパス /data
ファイルフォルダ /任意の場所
タイプ rw
アクセス権限の問題でDockerからフォルダに書き込み出来ない場合もあるので、フォルダ作成はDocker上から行う。

環境変数

MOD導入の指定は環境変数内で行います。MODを適応したMinecraftはメモリが必要になるので、標準の1Gより多くします。NASのメモリサイズを超えた割り当ては出来ないので、2Gモデルの場合はメモリ増設が必要になるかもしれません。

今回はMODにFORGEを使用するので、TYPEを[VANILLA]から[FORGE]に変更します。

VERSIONにはマインクラフト本体のバージョンを指定します。現在主流のMODは[1.12.2]なのでこれを指定します。

FORGEVERSIONも初期設定の[RECOMMENDED]から指定のForge Versionに変更します。各クライアントとForge Versionが異なると接続ができないので、ホストクライアント間で統一します。記載方法はForgeのサイトからバージョンのみを書き込みます。

EULA:TRUE
MEMORY:任意  [MODの数量・接続人数で調整]
TYPE:FORGE
VERSION:任意  [使用するMODのバージョンに合わせる]
FORGEVERSION:任意

コンテナの設定が完了したら、MODを入れずに一度起動

コンテナの設定が完了したら、MODを導入せず一度そのままの状態でコンテナを起動します。この手順では、正常にコンテナへのFORGEが導入確認と、永続化したフォルダに各ファイルの生成を行います。

コンテナが正常に起動したら、MODを導入

コンテナが正常に起動するのを確認したら、コンテナを停止して永続化したフォルダにMODを導入します。

MODの導入は、Synology DSMのFile Stationなどで[mods]フォルダへコピーすれば完了です。別途[config]にも設定が必要なMODの場合はそちらの設定も行います。

セーブデータは一度MOD適応されていない状態で生成されてしまっているので、[WORLD]フォルダを消しててから再度ワールド生成を行います。この手順を怠ると、IC2exやEnderIO等の地形生成系の追加ブロックが存在しないワールドになってしまいます。

コンテナを再起動してMODの導入を確認する

MODを適応した状態でコンテナが正常に起動すれば、MODの導入は成功です。MODの導入後起動しなくなった場合は、MOD同士の競合やMODのバージョン違いの可能性もあるので注意します。MODワールドの起動には、量にもよりますが起動時間には10分程必要になります。

起動が完了したら、同じForgeとMODを適応したクライアントから接続すればMODワールドを遊ぶことができます。

Synology NASのDockerを使ってMODワールドを作ったまとめ

Docker対応しているNASは上位モデルのPlusシリーズのみなので、jシリーズやValueシリーズなど中位以下モデルでには対応していないので注意してください。

NASとDockerを使ってMinecraftサーバにする最大の魅力はサーバ管理の容易さです。一般的な手順でMinecraftサーバを構成すると、イメージのダウンロードやMODの導入、外部に公開する場合のポート開放など様々な作業が必要になります。NAS本体の管理機能とDockerを使用すれば、色々な煩わしい作業を一元管理できるようになります。

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