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【Minecraft1.12対応】SynologyのNASでMinecraftのサーバーを構成する方法

【Minecraft1.12対応】SynologyのNASでMinecraftのサーバーを構成する方法

Minecraftの専用サーバーをLinuxで構成するには、LinuxOSの知識やネットワークの構成など様々な知識が必要になり少し敷居が高めです。

しかし、少し難しいMinecraftの専用サーバーの構成も、SynologyのNASを使えば簡単にサーバーを構成することができました。今回は、その解説になります。

SynologyのNASでDockerを使う


Synology DiskStation DS216+II 2ベイNASキット デュアルコアCeleron N3060 1.6GHz搭載 CS6478

Synology PlusシリーズのNASはDockerと呼ばれる仮想化環境を構築することが出来、Webアプリやサーバ機能をはじめとした、コンテナ型の仮想化環境を使用することができます。通常の仮想化環境と異なり、コンテナと呼ばれる単位ので管理できるので、手軽に様々なサービスを構成することが特徴です。

NASのDockerでも通常のDocker環境と同じように、様々なコンテナを実行させることができます。今回は様々なコンテナの中からMinecraftのサーバーのイメージを使ってMinecraftのサーバーを構築する方法を説明します。

SynologyのNASをMinecraftサーバーにする手順

NASをMinecraftサーバーにする手順としては下記のようになります。

  1. Dockerをインストールする
  2. MinecraftサーバーのDockerイメージをダウンロードする
  3. コンテナを構成する
  4. コンテナの起動

通常のDockerではCUIベースのコマンド入力によって管理しますが、NASのDockerでは全てブラウザ上のグラフィカルな操作で管理することが出来るので非常に簡単です。

①パッケージセンターからDockerをインストールする

Dockerが起動を確認したら、インストールの工程は完了です。

②MinecraftサーバーのDockerイメージをダウンロードする

Dockerのコンテナを構成するには、予めレジストリタブからイメージを検索してダウンロードする必要があります。

今回は、Minecraftサーバーの代表的なコンテナであるitzg/minecraft-serverを使用します。

Minecraftのサーバーに関連するコンテナを見つけるにはDockerウィンドウのレジストリからMinecraftと検索して、itzg/minecraft-serverを選択しダウンロードボタンを押します、タグを選択するウィンドウが表示されるのでlatestを選択します。

ダウンロードが終了するとイメージ内に先ほどダウンロードしたitzg/minecraft-serverが追加されているのが確認できます。

③itzg/minecraft-serverをコンテナを構成する

コンテナを構成する前に、Minecraftサーバー本体やワールドデータを保存する領域を作成しておきます。MinecraftのセーブデータMODなどはこのフォルダで管理します。

今回は、通常のNASとして共有しているフォルダと別にDocker専用の作業フォルダを作り、そこにMinecraft本体が入るように指定します。

フォルダの作成が完了したらイメージタブから、先ほどダウンロードしたitzg/minecraft-serverを選択して起動ボタンをクリックします。

詳細設定

  • ボリューム

ここでは先ほど作成した、Minecraftの本体が入るフォルダを指定します。File/FolderにNAS上のアドレス、Mount pathには/dataを指定します。

  • ポート設定

デフォルトの設定だとDockerはコンテナを起動する毎に自動的にランダムなポートを割り当ててしまい、Minecraftのマルチプレイ接続が不便になるためここで任意のポートを指定しておきます。

ローカルポート番号をコンテナのポートと同じ番号にします。通常であればそれぞれローカルポートに25565と25575を入力しますが、必要に応じて任意のポート番号に変更します。

  • 環境変数(重要)

最後に環境変数を指定します。EULAの承認に関する変数を追記するため画像のような値を追加します。

④コンテナを起動する

最後にコンテナを起動します。NASのコンテナの起動にコマンドは必要なく、ウィンドウ右側のスイッチボタンを押すだけで起動します。

初回起動時のときは、Minecraft本体のダウンロードやワールド生成に時間がかかるため、数分から数十分ほど待つ必要があります。ログタブを確認し、Doneと表示されるまでしばらく待ちましょう。

接続して動作を確認する。

Minecraftコンテナが起動しワールドが立ち上がるとMinecraftから接続できるようになります。

接続するアドレスはNASのローカルネットワーク上のアドレスの他、NASの名前でもアクセスする事ができます。もちろん、NASをVPNに接続しておけば、VPN経由でのアクセスもOKです。

NASのDockerサーバーを使ってサーバーを構成したまとめ

Dockerを使うと、通常のマインクラフトサーバーの構成する方法よりも非常に簡単に済ませることが出来ます。

Docker対応しているNASは上位モデルのPlusシリーズのみなので、jシリーズやValueシリーズなど中位以下モデルでには対応していないので注意してください。

NASを使った場合であれば、LinuxOSのインストールは不要で、Dockerの管理なども画面操作で簡単に済むので、サーバーの知識やLinuxコマンドをほとんど知らなくても構成できる点が魅力です。実際サーバーの構成にかかった時間は30分程度で、そのほとんどがダウンロードの待ち時間でした。実際の操作時間は5分くらいです。

Forgeを導入してMODを適応する方法については後日、別の記事でやります。

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