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2024年7月7日

車載充電器とは【工具の特徴・選び方解説】

車載充電器とは【工具の特徴・選び方解説】

車のシガーソケットで充電できる充電器

車載充電器はDC12-24Vで充電できる機能を持つ充電器です。車のシガーソケットから電動工具用バッテリーを充電できます。

DC12Vさえ供給できればバッテリー充電ができるので、シガーソケット以外にも鉛蓄電池やソーラーパネルを活用して災害・アウトドア時のようなシーンで電動工具用バッテリーを充電したい場合にも活躍できます。

給電性能が足りず中途半端な充電器

車に詳しい方なら既にお気付きかもしれませんが、車のシガーソケットの最大電流は10A程度しか無いので、充電器としての性能は控えめです。車載充電器はシガーソケット最大供給電流が低いために実用性が限りなく低く、使い道はほとんどありません

車載充電器の欠点は、AC100V動作の急速充電器と比較して5倍程度の充電時間が必要です。例えば18V-5.0Ahバッテリーをフル充電する場合、急速充電器は30分ほとで充電完了するのに対し、車載充電器では約2時間の充電時間が必要です。

車に常設する充電器として考えた場合、車での現場移動の合間合間にバッテリーを満充電するような使い方はほぼ不可能です。またシガーソケットも1本占有することになるので、電動工具用バッテリー1本の充電にためにそこまでする必要は無いとも言えます。

車載充電器+αピックアップ

車載充電器はリチウムイオンバッテリー電動工具の黎明期に開発されたものの、それ以降の後継モデルは開発されておらず取扱店舗もほとんどありません。

今でも探せば入手できる製品ではあるものの、細々と販売が続いているだけでいつ販売が中止するかもわからないので車載充電器がどうしても欲しい方は早めに購入してしまうのがおすすめです。

マキタ 自動車用充電器 DC18SE

マキタ(Makita)
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マキタの車載充電器 DC18SEは12V-24V入力専用の充電器です。

設計の古い充電器なのでスライドニッケル水素バッテリーにも対応していますが、AC100V入力に対応していないので使い勝手は良くありません。

BL1860B充電時では、充電時間に130分必要です。

日立工機 車載電源対応充電器 UC18YML2

HiKOKIブランドの車載電源対応充電器がUC18YML2です。

こちらはAC100VとDC12Vに対応しており、通常の充電器としても使うことができます。最新の超急速充電器 UC18YDL2程では無いものの、マルチボルトバッテリー BSL36A18も約35分で充電できます。

一方でDC12V動作時の充電時間は特に長く、BSL36A18時では約300分、BSL36B18では約480分必要な計算です。ちなみにDC12V以外の入力には対応していないので、ディーゼル車で多く採用される24Vでは使用できません。

HiKOKI コードレス冷温庫 UL18DB

充電器ではありませんが、DC12-24V入力のバッテリー充電機能を搭載する製品にはコードレス冷温庫UL18DBがあります。

BSL36A18の充電には約200分の充電時間が必要であり、冷温庫動作時は更に充電時間が伸びてしまうので充電器としては期待できない製品ですが、万が一の場合にバッテリーが必要な場合の車載冷温庫兼用充電器として考えるならアリではないでしょうか。

バッテリーは2個装着可能でUSB出力機能も搭載・AC電源入力にも対応しているので、掃除機や小型ライトのようなバッテリー消費の軽い製品用途であれば意外と充電器としても悪くない製品です。

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