
電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2026年8月に100V電源の電子ジグソー JV0800を発売した。最大ストローク数3,100min-1と800Wの高出力により、同社従来機比で切断スピードを約30%向上。木材135mm、軟鋼板10mm、アルミニウム板20mmまでの切断に対応する。標準小売価格は54,600円(税別)
マキタ 電子ジグソー JV0800
マキタは、100Vコード式の新型電子ジグソー JV0800を発売しました。

JV0800は木材切断厚135mmまでの切断能力を備える電源コード式の電子ジグソーです。
従来の4350FCTと同じ26mmストロークによる切断能力を維持しながら、最大ストローク数を2,800min-1から3,100min-1へ向上しており、最大出力も800Wへ強化しています。
高速化だけでなく、6段階のダイヤル式無段変速・ストレート+3段階オービタル・定回転制御・工具レスブレード交換・LEDライト2灯・再起動防止・ソフトスタートを搭載しており、100Vコード式で安定した出力を重視する木工・内装作業向けのモデルとなっています。
販売仕様はプラスチックケースが付属するJV0800Kのみで、標準小売価格は54,600円(税別)です。
- JV0800K プラスチックケース付 標準小売価格 54,600円(税別)
JV0800 製品仕様(4350FCT比較)
| 製品名 | JV0800 | 4350FCT |
|---|---|---|
| 切断能力(木材) | 135mm | 135mm |
| 切断能力(軟鋼板) | 10mm | 10mm |
| 切断能力(アルミ板) | 20mm | 20mm |
| 傾斜切断 | 左右45° | 左右45° |
| ストローク数 | 0~3,100min-1 | 800~2,800min-1 |
| ストローク | 26mm | 26mm |
| 電源 | 単相100V | 単相100V |
| 消費電力 | 800W | 720W |
| 振動3軸合成値 | 木工6.4m/s² 金工4.8m/s² | 木工7.5m/s² 金工5.0m/s² |
| 寸法 | 240×74×209mm | 236×73×207mm |
| 質量 | 2.4kg | 2.5kg |
| コード | 2.5m | 2.0m |
| 標準小売価格 | 54,600円(税別) | 45,200円(税別) |
| カタログ年月 | 2026年8月 | 2007年6月 |
※振動値はJV0800がEN62841-2-11、4350FCTがEN60745-2-11に基づくため、単純比較はできません。4350FCTの価格は記事執筆時点のメーカー希望小売価格です。
製品の特徴
「最大3,100min-1で切断スピード約30%アップ」

JV0800の最大ストローク数は3,100min-1になり、マキタ従来機 4350FCTの2,800min-1から11%向上しました。800Wの高出力化と組み合わせることで、切断スピードを約30%高めています。
ストレート+3段階オービタルと6段階変速

オービタル調整はストレートの「0」と、振り幅が異なる「Ⅰ~Ⅲ」の4位置です。
仕上がりを優先する木材・合板や金属ではストレート、高速切断を優先する木材・合板ではオービタルⅢのように、材料と目的に合わせて選べます。

ストローク数はダイヤルで6段階に調整可能です。
木材は4~6、軟鋼板3~6、ステンレス3~4、アルミ3~5、プラスチック1~4。低速域が0から始まるため、切り始めを慎重にコントロールしやすくなっています。
持ちやすい筒型ボディとロックオンスイッチ

ボディを上から握る切り抜き作業や長時間の連続切断を行いやすい筒型ボディを採用。
トリガを保持せず連続運転できるロックオンスイッチを搭載しています。サイズは従来モデルの4350FCTよりわずかに大きくなりましたが、本体重量は100g軽量化された2.4kgです。
LEDライト2灯、集じん接続

刃先を左右から照らすLEDライト2灯と切り粉を吹き飛ばすブロワ機能を搭載。
別販売品のダストノズルセット品 1913T2-6を装着すれば集じん機へ接続でき、室内作業時の粉じん拡散を抑えられます。
工具レスブレード交換

Bタイプのジグソーブレードは工具を使わず交換可能。
標準付属品はB-10・BR-13(木工用)とB-22(鉄工用)が各2枚、カーフボード、カバープレート、六角棒スパナで、購入後すぐに木工・鉄工の基本作業を始められます。
100Vコード式の上位ジグソーが約20年ぶりのモデルチェンジ
JV0800は、木材135mmクラスの100V電子ジグソーとして4350FCTのモデルチェンジと言える製品です。
切断能力と26mmストロークは据え置きですが、最大ストローク数、高出力化、100gの軽量化、2灯LED、再起動防止、ソフトスタートなど、作業速度と扱いやすさも加えられており、約20年分の電動工具のトレンドを詰め込んだ順当な電源コード式電子ジグソーとなっています。
ただし、性能向上した分、標準小売価格は54,600円(税別)となっており4350FCTより9,400円値上がりしています。
既に4350FCTを使用していて、切断速度に不満がなければ更新の優先度は高くありませんが、厚い木材を頻繁に切断する場合や、バッテリ残量を気にせず長時間連続運転したい現場ではJV0800のような電源コード式の電動工具は以前として強みがあります。。
実用途として、充電式の機動性を重視するなら40VmaxのJV002G、安定した連続出力と導入後の電源管理の簡単さを重視するならJV0800という選び分けになります。コード式のため電源確保とコード取り回しは必要ですが、据え置きに近い作業場所や工場・内装現場では有力な選択肢になります。


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