工機ホールディングス株式会社(本社:東京都港区)は、電動工具ブランド HiKOKI(ハイコーキ)からマルチボルト36V コードレスドライバドリル DS36DC/DV36DCを全国の電動工具取扱販売店などを通じて発売する。トップクラスのハイパワーを実現し、ジャイロセンサRFC機能を搭載する。本体希望小売価格はDS36DC 44,100円(税別) / DV36DC 45,200円(税別)
目次
HiKOKI コードレスドライバドリル DS36DC/DV36DC
HiKOKIは、2022年11月29日(火)からコードレスドライバドリル DS36DC/ コードレス振動ドライバドリルDV36DCを発売します。
DS36DC/DV36DCは、HiKOKIブランドのハイエンドクラスに位置するコードレスドライバドリルです。
使いやすさを追求した従来モデル比-14mmの全長短縮を実現しこれまで以上に取り回しに優れ、11段階に角度調整可能で短くなった新サイドハンドルを搭載、ジャイロセンサによるリアクティブフォースコントロール(RFC)機能の搭載による先端ロック時の安全性も確保しています。
穴あけ作業時間では、従来モデル比で約10%のスピードアップを実現、2022年10月現在。国内電動工具メーカーにおいて(工機HD調べ)で業界No.1のハイパワーを実現しています。
製品仕様は、コードレスドライバドリル DS36DCとコードレス振動ドライバドリルのDV36DC・18VモデルのDS18DC/DV18DCが展開します。
販売仕様は、Bluetoothバッテリー・充電器・ケースが付属する(2XPSZ)とバッテリー・充電器・ケースが付属する(2XPZ)・本体のみの(NN)で展開します。
- DV36DC (2XPSZ) バッテリーBSL36A18BX×2・充電器UC18YDL2・ケース付属 希望小売価格92,500円(税抜)
- DS36DC (NN) 本体のみ 希望小売価格44,100円(税抜)
- DV36DC (2XPSZ) バッテリーBSL36A18BX×2・充電器UC18YDL2・ケース付属 希望小売価格93,600円(税抜)
- DV36DC (NN) 本体のみ 希望小売価格45,200円(税抜)
- DS18DC(2XPZ) バッテリーBSL36A18×2・充電器UC18YDL2・ケース付属 希望小売価格87,400円(税抜)
- DS18DC(NN) 本体のみ 希望小売価格39,700円(税抜)
- DV18DC (2XPZ) バッテリーBSL36A18X×2・充電器UC18YDL2・ケース付属 希望小売価格88,500円(税抜)
- DV18DC (NN) 本体のみ 希望小売価格48,100円(税抜)
製品仕様 (前機種 DS36DA比較)
製品名 | DS36DE | DS36DA |
---|---|---|
外観 | ||
能力 (振動ドリル) |
鋼材:20mm アルミ:20mm 木材:118mm (モルタル:22mm) |
鋼材:13mm アルミ:13mm 木材:50mm スーパーウッドコア:220mm (コンクリート:20mm) |
最大トルク | 低速:155N・m 高速:110N・m |
低速:138N・m 高速:80N・m |
締め付けトルク | 1: 1.5N・m 4: 2.4N・m 7: 3.4N・m 10: 4.3N・m 13: 5.2N・m 16: 6.1N・m 19: 7.1N・m 22: 8.0N・m |
1: 2.0N・m 4: 2.9N・m 7: 3.7N・m 10: 4.6N・m 19: 7.1N・m 22: 8.0N・m ドリル(低速):90N・m ドリル(高速):23N・m |
無負荷回転数 | 低速: 0~550min-1 高速:0~2,200min-1 |
低速: 0~500min-1 高速:0~2,100min-1 |
無負荷打撃数 (振動ドリル) |
低速: 0~8,250min-1 高速:0~33,000min-1 |
– |
チャック把握径 | 13mm | 1.5~13mm |
動作電圧 | 36V | |
重量 | 2.5kg | 2.3kg |
寸法 | 190×269×70mm | 204×262×78mm |
本体価格 | 45,200円(税抜) | 41,\800円(税別) |
販売年月 | 2022年11月 | 2017年8月 |
製品の特徴
「業界No.1ハイパワー コードレスドライバドリル」
DS36DC/DV36DCは、HiKOKIブランドの約5年ぶりとなるハイエンドクラスのコードレスドライバドリルです。
従来モデル DS36DA比較で約10%の穴あけスピード向上を実現し、業界No.1のハイパワーを実現しています。
従来モデル比 -14mmの全長短縮
従来モデル DS36DA比 -14mmのヘッド部全長190mmで取り回し性が向上、狭所でもしやすいコンパクトボディを実現しました。
使いやすさが向上したサイドハンドルが付属
11段階に角度調整可能なサイドハンドルが付属。従来モデルのハンドルより-70mm短くしたことで取り回しが優れ、作業性・運搬も容易になりました。
ジャイロセンサベースのRFC機能搭載
先端ロックなどの急激な負荷の検知で停止するリアクティブフォースコントロール(RFC)機能を搭載。
本機のRFC機能はジャイロセンサ(加速度センサ)ベースなので、製品本体が振られたことを検知できる高精度で検知する方式を採用しています。
スマホでスピード調整やLEDライト点灯時間を設定できる
Bluetoothバッテリーを装着するとスマートフォンで動作のカスタマイズが可能になります。
最低回転数・最高回転数・ソフトスタート・LED点灯時間など細かな動作カスタマイズができます。
HiKOKI TOOLS
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カラープレートでつくる自分好みのカスタマイズ
チタニウムシルバー・スカイブルー・シグナルレッド・バイオレット・ライトゴールドの5色のカラープレート(別売り)を組み合わせることで、外観デザインを自由にカスタマイズできます。
新型ケースに変更、インパクトドライバのケースが上にはまる
ケースが一新し、堅牢な金属製ラッチを採用で耐久性が向上しました。
またサイズは異なるもののインパクトドライバ WH36DCのケースと凹凸部がかみ合うので、安定した状態で積み重ねが可能です。(動画内18:00~)
18Vモデル DS18DC/DV18DCも同時発売
同時発売で18V動作仕様のDS18DC/DV18DCも同時発売します。
マキタ 充電式ドライバドリル DF001Gとの違い
締め付けトルク150N・mクラスのハイエンド充電式ドライバドリルで競合するのは、マキタ DF001Gです。
製品仕様的にはほぼ同等のスペックを備えていますが、マキタ DF001G全長が181mmとHiKOKI DS36DCよりも短いため、取り回しの面ではマキタドライバドリルの方が優れています。
ただし、DF001Gに関してはクラッチ方式が電子クラッチと特殊な機構を採用しているため、クラッチ周りの動作については好みが分かれるかもしれません。とは言うもののこのクラスのドライバドリルでクラッチ機能を多用する用途はそこまで多くないため、あまり気にする必要はないかもしれません。
製品名 | DS36DE | DS36DA |
---|---|---|
外観 | ||
能力 (振動ドリル) |
鋼材:20mm アルミ:20mm 木材:118mm (モルタル:22mm) |
鋼材:20mm 木材:50mm 木ネジ:φ10×90mm (コンクリート:20mm) |
最大トルク | 低速:155N・m 高速:110N・m |
150N・m |
締め付けトルク (クラッチ) |
1: 1.5N・m 4: 2.4N・m 7: 3.4N・m 10: 4.3N・m 13: 5.2N・m 16: 6.1N・m 19: 7.1N・m 22: 8.0N・m |
– |
無負荷回転数 | 低速: 0~550min-1 高速:0~2,200min-1 |
低速: 0~650min-1 高速:0~2,600min-1 |
無負荷打撃数 (振動ドリル) |
低速: 0~8,250min-1 高速:0~33,000min-1 |
低速: 0~9,750min-1 高速:0~39,000min-1 |
チャック把握径 | 13mm | 1.5~13mm |
動作電圧 | マルチボルト36V | 40Vmax |
重量 | 2.5kg | 2.3kg |
寸法 | 190×269×70mm | 182×275×86mm |
本体価格 | 45,200円(税抜) | 45,200円(税別) |
販売年月 | 2022年11月 | 2019年12月 |
製品仕様として順当な後継ハイエンドクラス
今回のハイエンドクラスコードレスドライバドリルについては、順当な後継モデルの印象です。
前モデル DS36DAはマルチボルトシリーズリリースとほぼ同時に発売されたモデルです。発売から約5年経過しているため、時期的にもそろそろモデルチェンジの頃合いだったものでしょう。
10%のパワーアップについては、実用上誤差程度のものだと考えています。それよりも必見すべきは全長と付属サイドハンドルの短縮です。
トルクが向上している昨今のドライバドリルは使い方を誤ると容易に振り回されてしまうため、長ハンドルが必須になるのは仕方ないのですが、このあたりはさすがに長すぎると思ったのかもしれません。
18Vモデルに関しては少し中途半端な印象です。18V/36Vの境界を無くすマルチボルトにおいて、18Vと36Vを区分けすることに実用上意味はなく、販売仕様にしても18Vの小型・スリムバッテリー付属しようとしなかったあたり18Vクラスをどうしたいのか不明です。個人的には電圧を区分けすること自体、無意味な行為ではないかとさえ考えています。
Bluetooth機能については、久々の実装でアプリ開発が続行されているのが確認できて一安心です。実際に活用できるものはまた別の話ですが、今後の電動工具の在り方を左右する1つの技術には間違いないので、今後も積極的に開発してもらいたいものです。
まとめ
HiKOKI コードレスドライバドリル DS36DC/DV36DC
VOLTECHNO製品評価 (4.5 / 5)
HiKOKIハイエンドクラスのコードレスドライバドリル
- 業界トップのハイパワー
- 全長がコンパクト化
- カラープレートに対応
- ジャイロベースのRFC機能搭載
- Bluetooth通信機能を搭載
- 新バッテリーBSL36A18BX付属
DS36DC(36Vドライバドリル)
DV36DC(36Vドライバドリル)
DS18DC(18Vドライバドリル)
DV18DC(18V振動ドライバドリル)
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