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インパクトレンチとは?/締付工具【電動工具解説】

インパクトレンチとは?/締付工具【電動工具解説】

6角のボルトを締め付ける時、インパクトドライバーとソケットビットで代用している方も多いのではないでしょうか。太径のボルト締付けが多い作業ではインパクトドライバではなく、インパクトドライバを検討するのがいいかもしれません。

ボルトを締めるための電動工具 インパクトレンチ


マキタ(makita) 充電式インパクトレンチ 18V バッテリ・充電器・ケース別売 TW285DZ

インパクトレンチとは主に6角ボルトを締め付けるために使われる電動工具です。エアで動くインパクトレンチもありますが、バッテリー性能の向上や手軽さから電動工具のコードレスインパクトレンチが主流になりつつあります。

インパクトレンチは差込角12.7sqの差し込み口を使って専用の6角ソケットを装着して6角ボルトを締め付けたり緩める作業に使います。大型のボルトを締め付ける場合は、より大きい19sqの差し込み角のインパクトレンチを使用します。

インパクトレンチを使うメリット

インパクトレンチに近い締め付け工具にはインパクトドライバがあります。インパクトドライバであればソケットビット以外にも多彩なビットを使えるのに、なぜインパクトレンチを使うのでしょうか。

それは、太径の6角ボルトの締め付け作業に限ればインパクトレンチはドライバーにないメリットがあるからです。


トップ工業(TOP) ソケット PT-436 対辺寸法:36×全長:46×差込角:12.7mm インパクトレンチ用

レンチに使う6角ソケットはインパクトドライバに使うソケットビットよりも安いのが特徴です。特に、インパクトドライバで使うソケットビットはボルトが太径になるほど高価になるため、太径ボルト締め付けではインパクトレンチのほうがランニングコストが低くなります。

また、インパクトドライバで太径のボルトを締める場合、ビットのトーション効果によってハンマの打撃タイミングがずれる事によってボルトの締め付けが遅くなるという現象が発生しますが、レンチではトーション効果は発生しないためボルトの締め付けが早いというメリットもあります。(レンチでもロングソケットやユニバーサルソケットを使うとトーション効果が発生します)

ただし、家庭でタイヤの交換をしたり、インパクトドライバーを使う作業の合間に足場を作るような場合であれば、ソケットの消費や多少の締付け速度の低下は問題ないのでインパクトドライバーで十分でしょう。

スペックではインパクトレンチの方がトルクが高い 木ネジの締め付けも早くなるか?

現在の締付け工具の性能を表す基準の1つに「最大締め付けトルク」という表記があります。

さて、この「最大締め付けトルク」だけを見ればインパクトレンチのトルクはインパクトドライバより高い傾向にあります。このような場合、木ネジの締め付けにレンチを使えばインパクトドライバで締付けるよりも早く作業することはできるのでしょうか?

結論を先に言ってしまうと、締め付けトルクの高いレンチを使っても木ネジの締め付けは、締付けトルクの増加量ほど早くなりません。この点についてインパクトレンチは「ボルト締め付けでのみ高いトルクが出せる」工具であることに注意しなければなりません。


コーチスクリュー ユニクロ 8X50 (50本)

これは、一見ボルトのように見えるコーチスクリューボルトの締め付けでも同じことが言えます。コーチスクリューボルトは分類上「木材用のネジ」であり、コーススレッドの一種となるため、レンチの高い締め付けトルクを生かせる作業にはならないのです。

また、最大締め付けトルクと言うものは締め付けられるトルクの大きさを表すものであって、締め付ける速度とはあまり関係がないので注意が必要です。

インパクトレンチやドライバのハンマーやスプリング・アンビルなどの部品は、想定した作業が最適にできるように設計されています。インパクトドライバやレンチなどはそれぞれ同じ作業ができる工具ですが、似て非なる工具である言うことを覚えておくと良いでしょう。

インパクトレンチで使えるアクセサリ

インパクトレンチにはボルトの締め付けを安全・快適に行うための様々なアクセサリーがあります。特にソケットを固定するアクセサリは紛失しやすいので予備として持っておくとよいでしょう。

 

 

 

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