VOLTECHNO(ボルテクノ)

ガジェットとモノづくりのニッチな情報を伝えるメディア

宮川工業 MGR-18EV コードレス電丸くん、ボッシュバッテリー対応の面取り機

宮川工業 MGR-18EV コードレス電丸くん、ボッシュバッテリー対応の面取り機

金属加工機械・機器・ツールの開発及び製造販売を行う宮川工業株式会社(本社:岐阜県関市)は、コードレス面取り機 MGR-18EVを発売した。ボッシュ18Vバッテリーで動作し、面取り量R3、重ね加工最小板厚9mm、最小加工半径R17。船舶バラストタンク塗装性能基準 PSPCに対応する。

宮川工業 コードレス電丸くん MGR-18EV

宮川工業株式会社は、2021年6月にコードレスの電動式R面取り機 MGR-18EVを発売しました。

面取り量R3、重ね加工最小板厚9mm、最小加工半径R18を備え、船舶バラストタンク塗装性能基準(PSPC)対応製品として超硬Rチップ付カッターによる均一仕上げに対応する。本体重量は2.7㌔グラム(バッテリー別)。

ボッシュの18Vバッテリーで動作する仕様を備えており、4.0Ahバッテリーと8.0Ahバッテリーの装着に対応します。

販売仕様は、本体のみのMGR-18EV、バッテリーが付属するMGR-18EV-SMGR-18EV-Bで販売します。充電器は別売りです。

  • MGR-18EV 本体のみ
  • MGR-18EV-S 4.0Ahバッテリー付属
  • MGR-18EV-B 8.0Ahバッテリー付属

製品仕様

製品名 MGR-18EV
外観
面取りの種類  R3
(オプション: R2, R4, C1)
重ね加工最小板厚  9mm
最小加工半径  R17
無負荷回転数 11,000min-1
バッテリー ボッシュ 18V
本体重量 2.4kg
寸法
本体価格
販売年月 2021年6月

製品の特徴
「ボッシュバッテリー対応のコードレス面取り機」

MGR-18EVは、ボッシュの18Vバッテリーで動作するコードレスの面取り機です。

標準仕様で面取り量R3、重ね加工最小板厚9mmに対応しており、オプションによってR2,R4,C1の面取り作業にも対応します。

船舶バラストタンク塗装性能基準(PSPC)に対応しており、造船などで大型構造部材が組み上がった後の追加工、急な補修作業などの電源を用意するのが手間となる場合、あるいは橋梁などの発電機が持ち込めない高所での作業で活躍します。

Bosch AMPShareに参画する製品ではないようだが

マキタやHiKOKIのバッテリーが使えるサードパーティ品の電動工具はよく見かけますが、ボッシュのバッテリーに対応するサードパーティ電動工具は少し珍しいかもしれません。

昨今はHiKOKIのマルチボルトアライアンスやマキタバッテリーの特許切れなどから、大手電動工具メーカーのバッテリーを転用する中小企業も多いのですが、敢えてボッシュを採用したのには色々な事情があるものと見ています。

製品仕様として考えた場合、18Vバッテリーで21700セル5本を採用するバッテリーはボッシュ18VシリーズのPROCORE18V4.0があり、5S1Pバッテリーとしての出力性能を比較する場合、ボッシュ18Vバッテリーが一番スリムで高出力なので、その辺りの性能でコンペした結果ボッシュ仕様になったのかもしれません。(HiKOKIにはBSL1850Cもありますが、存在感が無いのが)

海外地域のBOSCHは2022年9年にバッテリ共通化のアライアンス「AmpShare」を設立しています。日本のボッシュは日本市場でAmpShare展開を行っておらず、今回の製品もAmpShare設立以前の製品でもあるのですが、もしかしたらボッシュの方向転換によって、日本市場におけるAmpShare展開の先駆け的な製品になるのかもしれません。

まとめ

宮川工業 コードレス電丸くん MGR-18EV

VOLTECHNO製品評価 4 out of 5 stars (4 / 5)

ボッシュバッテリー動作のコードレス面取り機

良い点
悪い点
  • 充電器は別売り

よく比較される工具

HiKOKI MB36DA

2023年6月発売

関連アクセサリ・別販売品・消耗品

18Vバッテリー

充電器

バッテリー充電器セット

Return Top