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【2018年版改定】電動工具にはどんなメーカーがある?電動工具メーカーガイド

【2018年版改定】電動工具にはどんなメーカーがある?電動工具メーカーガイド

当サイトの検索流入を見ていると、電動工具メーカーについて調べようとしてアクセスする方も多いようなので、知りうる限りの電動工具メーカーをリストアップして考察してみました。

本ページでは、一般的な国内で電動工具メーカーや、日本でもある程度知名度のある海外メーカなどをピックアップしています。

この記事には一部私的意見を含んでおり、調査が浅いことによる間違い等あるかもしれませんので、参考程度にご覧ください。

マキタ

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国内シェア1位、世界シェア4位の電動工具メーカー。青色の電動工具が特徴的。

  • ニッカドやニッケル水素電池の充電式工具が玩具扱いされていた時代に、いち早くリチウムイオンバッテリーを採用し急激にシェアを伸ばした電動工具メーカー。
  • 電動工具以外にも、空気工具エンジン工具など幅広い工具のラインナップを持つ。
  • 販売戦略や市場ニーズをつかむのが非常に上手く、幅広い営業網と迅速なアフターサポートで根強い人気を誇る。
  • 特に、修理体制については世界中どこでも3日で修理する「修理3日体制」を信条としている。
  • 近年では『エンジンから充電へ』を掲げ、充電式園芸工具の普及を進めている。草刈正雄をCMに起用
  • 2013年にはシャープ株式会社と業務提携を合意し、電動工具メーカーとしては異色のロボットクリーナーRC200DZを開発した
  • 一部のユーザーには掃除機メーカーとしてのマキタの方が有名。公共施設の清掃業者マキタ率は非常に高く、通販生活の「マキタのターボ」はユーザーに根強い人気がある。
  • 製造業の中では高収益企業として有名であり、国内2位の日立工機と比較すると売上額は約3倍・利益額は約10倍と健全な経営体質を維持し続けている。

 

日立工機

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国内シェア2位の電動工具メーカー。緑色の電動工具が特徴的。

  • 「卓上丸のこ」「マルチボルト」「ACブラシレス」「トリプルハンマインパクト」などの他社にはない独自技術を数多く持つ。
  • マキタと同じく、空気工具やエンジン工具の幅広いラインナップを持つ。製品数自体はマキタより若干少ない
  • 独自技術以外の製品開発は他メーカーの後追いが目立ち、マキタや海外メーカーでよく売れた製品は半年~1年後くらい経ってから日立工機から販売される事が多い。
  • 電動工具は性能重視であり、他社より高いカタログスペックのものが多い。
  • バッテリーは「すべてに互換性あり」と謳っており、電圧さえ合っていればプロ用・DIY用関係なく装着することができる。
  • エンジン工具では旧タナカ工業から引き継いだTANAKAブランドを持つ。
  • 電動工具事業以外にライフサイエンス事業を持つ。また、過去にはプリンタ事業も持っていた(2002年に日立に吸収、その後リコーに売却)
  • 2017年に日立製作所から離脱し、外資系ファンドKKR子会社になった。2018年には社名を工機ホールディングスに変更し、製品ブランドはHiKOKIとなり日立工機ブランドは消滅。
  • 会社リンク
    日立工機株式会社

リョービ

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国内シェア3位。緑色の電動工具が特徴的。

  • 手ごろな価格の電動工具が多く、DIY向けの印象が強い電動工具メーカー
  • 木工工具を中心に丸のこなどは評判がよくプロ用途でもよく使われる。
  • パワーツール事業以外にも車向けアルミダイカスト事業,ドア周りの建築用品事業を持つ。
  • 欧米地域にもRYOBIブランドが存在するが、過去にTTIグループに事業売却したものであり現在のリョービ株式会社とは無関係。
  • RYOBIのパワーツール事業は売却され、京セラ主導による新会社「京セラインダストリアルツールズ」へ事業継承。

Panasonic

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パナソニックの電動工具はエコソリューションズ社の電設資材の扱い。国内シェア不明

  • パナソニックの電設資材の販路にそのままパナの電動工具が乗っているため、電気工事にはパナソニックユーザーが多い。
  • 製品ラインナップも電設資材の加工や施工に使うものが多く、ケーブルカッターや真空ポンプなど他社にはない特殊なものが多い。
  • パナソニックの電池は容量表記の測定法が異なるらしく、他社と同容量の表記であってもパナ電池の方がバッテリーの持ちはいいらしい。
  • 14.4Vと18Vバッテリーを共用して使えるDualと言う機能を持つ。

マックス

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マックスの工具は機工品事業。朱色の電動工具が特徴的。国内シェア不明

  • マックスは「打つ」「締める」「結ぶ」と言ったファスニング機器の分野が非常に強い。
  • 国内市場では空気工具のシェアが圧倒的に強く、高圧空気工具はMAXの独壇場と言える。
  • ブルーオーシャン戦略とも言える高圧空気工具や鉄筋結束機など、今までになかった全く新しい工具市場の新規開拓を行う企業
  • MAXの電動工具はラインナップは少ないが、フィーリングがよく非常に使いやすい印象。
  • 空気工具のノウハウから充電式タッカや充電式ネイラなどの評判も良い。
  • ベクトル制御ブラシレスモーターやBluetooth制御技術を持ち、基礎的な技術では他社を先行している。
  • 一時期DeWALTの電動工具をOEMで販売していたが、近年では独自の製品開発を行っている模様。

サンコーミタチ

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ディスクグラインダを中心に販売している電動工具メーカー。生産品は全て国内生産なのが特徴。

  • 販路が弱く、見かける事が少ない。
  • ミタチの製品は国内生産のためか他社に比べ若干値段が高い。
  • 主力はディスクグラインダー
  • HITACHIと見間違う事がある。

スタンレーブラックアンドデッカー

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世界シェア1位の工具メーカー。世界的な工具メーカーであり、StanleyBlack+DeckerDeWALTLennoxなど世界的に有名な数多くの工具ブランドを持つ。

  • 世界で初めて持ち運び式の電動ドリルを開発したメーカー。
  • 電動工具にトリガースイッチを採用したのもこのメーカー。
  • Do-It-Yourself(DIY)という言葉を普及させて、一般家庭に日曜大工として電動工具を普及させる実績を持つ。
  • 世界初のコードレス工具を開発
  • 製品開発・販売方法などがすべての電動工具メーカーの見本となっている。

ブラックアンドデッカー

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世界一有名な電動工具ブランド、宇宙開発にも使用された電動工具メーカー。黒とオレンジのツートーンカラーが特徴的。DIY向けの工具がメイン

  • 日本では販路が弱く金物屋での取り扱いは殆どない。
  • なぜか、ビックカメラやケーズデンキなどの家電量販店で販売されているのを見かける。
  • 先端を差し替えて色々使えるコードレス工具がある。

DEWALT

dewalt

ブラックアンドデッカーグループ内のプロ向けブランド。日本ではオンラインショップで入手が可能。

  • 会社リンク(日本)
    DEWALT
  • 会社リンク(海外)
    DEWALT

TTI(Techtronic Industries)

tti

香港に本社を置く電動工具メーカー。製品ラインナップや国ごとに異なるブランドを持ち、その国に合った製品を多国展開している。急速にシェアを伸ばし現在では世界シェア3位

  • 日本ではTTIが持つブランドの工具は販売されていないため、知名度は低い
  • 過去に日本RYOBIの北米電動工具事業を買収している。現在の日本RYOBIと欧米地域のRYOBIは別会社。

Milwaukee

北米を中心としたプロ用の電動工具ブランド、TTIグループ。赤色の電動工具がトレードマーク。

  • アメリカでは有名な電動工具ブランド。
  • IoT電動工具の開発では一番先行している
  • 個人的には最も先進的な電動工具ブランドだと思っている。

RYOBI

北米地域を中心としたプロ向け廉価ブランド。元々国内リョービの北米ブランドだった。黄緑が特徴。

  • 現在の日本のリョービと北米のRYOBIにはほとんど関連性がありません
  • 2000年にリョービは北米地域の電動工具事業をTTIに売却しており、現在では資本関係もなく製品ラインナップも別物。
  • 工具の価格がかなり安く、北米TTIではエントリー向けの廉価ブランドといった印象。
  • スマホと連携した測定機器も販売している。

BOSCH

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ドイツの自動車部品・電動工具メーカー、世界シェア2位。深い青色と赤色のトリガーが特徴的。

  • 国内だとネットショップや大型ホームセンターなどで購入することができます。
  • 先進的な電動工具を数多く開発しており、古くはオービタル機構付きのジグソー・集じんハンマードリルなど。
  • 最近ではマルチツールという電動工具を開発して、内装の定番商品になりつつあるとか。
  • 現在ではマルチツールを更に拡張させたマルチツール スターロックプラスという電動工具を普及させています。
  • 有吉ゼミでよく見かける

ヒルティ

hilti

ヨーロッパのリヒテンシュタイン公国に本社を持つ電動工具メーカー。工具は赤と黒の色合いが特徴的。

  • 日本では販路も少なく知名度も低いが、振動ドリルやハンマーなどのコンクリート作業系の工具で圧倒的なシェアを持つ。
  • 高性能・高価格製品が多く、高品質戦略で攻めているのが特徴。
  • アフターサポートも強く、リース契約なども行っているようで、サービス分野での取り組みも評価されている。
  • 奇跡の72時間と銘打っているように集荷・配送を含め三日間で修理を終えるサービス体制を目指している。
  • 会社リンク(日本)
    ホーム – Hilti Japan

メタボ

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2016年に日立工機が買収したドイツの電動工具メーカー。日立工機グループ。深い緑色が特徴的

  • 欧州ではmetaboブランドとして木工工具のシェアが高いらしい。
  • 現在では、高出力セルによるハイパワーリチウムイオン電池Li-HDや、ディスクグラインダを始めとした金工製品も得意としています。
  • 会社リンク
    Metabo – Power Tools for professional users

EVOLUTION

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英国シェフィールドに拠点を構える電動工具メーカー。日本では緑色がアクセントのDIY向け工具が販売されています。

  • 「万能切断丸のこ」と銘打っている通り、木材・鉄などもガンガン切れるチップソーカッターを販売しています。
  • 卓上丸のことテーブルソーがくっ付いた製品なんかも独創的で面白い。

 Snap-on

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米国に本社を置く工具ブランド。手工具のソケットレンチを開発した会社として有名ですが、電動工具も取り扱っています。赤がトレードマーク

  • 販売方法が特徴的で、バンセリングというバンの移動販売によって工具を販売するというスタイルを取っている。
  • 日本国内では約300台ほどのバンが走っており、担当地域の営業さんは工具のメンテナンスやトラブルに対するヒアリングなどを直接行っている。

商社・卸売系ブランド

ここからは工具系の問屋や大きい販売店が持つプライベートブランドです。海外メーカのOEM供給によって販売されているものがほとんど。

価格も安くホームセンターなどで手軽に入手できますが、スペックは電動工具メーカのものと比べればだいぶ低くなっています。耐久性も高くないのでプロ用途に使うのは適しません

それでも日曜大工やDIYなどでは十分に使えるので、安く電動工具を使ってみたいという方にはちょうどいい製品です。

EARTH MAN

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髙儀のブランド。基本は灰色と緑がアクセントですが、統一感はあまりありません。

  • コードレス工具・コード式工具・空気工具・アクセサリなど幅広く取り扱いしています。
  • 様々な電動工具を販売しており、現在ではブラシレスモーターを搭載した安価インパクトまで販売するようになりました。
  • ホームセンターなどでよく見かけて、価格も安いブランドなので、入門用として電動工具を始めて購入する方におすすめです。

SK11

sk11

藤原産業のスタンダードブランド。こちらも、コードレス工具・コード式工具・空気工具・アクセサリなど幅広く取り扱いをしています。赤い工具が目印

  • 主に、日本・台湾系の製品をOEMとして取り扱っており、独自ブランド工具の中では一番質が高いところだと思います。
  • 消耗品なんかも数が多くて安いので、見てるだけでも楽しいブランドです。
  • 常圧空気工具も数多く取り扱っているので、DIYで空気工具が使いたい方などはいいかもしれません。
  • ちなみにSK11の読み方は「エスケーイチイチ」だそうです。

E-Value

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藤原産業のベーシックブランド。SK11よりも廉価な製品を扱うブランドらしいです。これも赤い工具が目印

  • 電動工具のラインナップは多くありませんが、非常に安価なコード式の電動工具や、3.6Vリチウムイオンのコードレスドリルなどがメインです。

男前モノタロウ

モノタロウのプライベートブランド。青色のコードレス工具が特徴的です。

  • 全体的に電動工具のスペックは低めなので、軽作業・DIY用を想定したラインナップと思われます。
  • 外観を見る限り、コードレス工具はERATH MANと同じ製造元からOEM供給されているものと推定。
  • 工具の価格はかなり安いんですが、バッテリー・充電器は別売で、バッテリー容量も1.3Ahと値段の割に高いので、インパクトを買うだけなら容量の大きい予備電池が付いてくるマキタのM694Dや日立工機のFWH14DGLの方がいいかもしれません。
  • 工具の種類としては、他社にないDIY向け14.4Vコードレスジグソーやオービタルサンダーなどがあるので、これらを安く揃えたい方にはおすすめです。(マキタの家庭用コードレスシリーズは工具ラインナップ数が少なく、日立工機ではプロ向けのみ)
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