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2021年10月21日

マキタ SC102D 充電式全ネジカッタ、ブラシレスモーター搭載で優れた取り回し

マキタ  SC102D 充電式全ネジカッタ、ブラシレスモーター搭載で優れた取り回し

2017年12月にマキタから新型の充電式全ネジカッタ SC102Dが発売した。全ネジカッタとして業界内で初めてブラシレスモータを採用したSC102Dは、従来機種と比べコンパクトなボディになり1充電当たりの作業量も大幅に向上している。同時にバッテリーの充電時間を短縮した新型の急速充電器DC18RFも発売。

マキタ 充電式全ネジカッタ SC102D

マキタ全ネジカッタSC102D

マキタの新型全ネジカッタSC102Dはブラシレスモータを採用したことにより、従来の全ネジカッタと比べ小型化・作業量が向上した電動工具だ。

全ネジカッタは主に全ネジ(寸切りボルト)の切断に使われ、吊り天井や配管、エアコンの設置など高所の作業で使われることが多い電動工具である。ブラシレスモータの採用により軽量化も実現され、作業時の負担は大きく低減される。

使い勝手が全体的に向上、作業量アップ

マキタSC102D作業量

ブラシレスモータ採用による恩恵は小型化だけではない。マキタの全ネジカッタ前機種SC101Dと比べ、1充電当たりの作業量が向上しているのもポイントだ。勿論、この数値は各メーカーの自己申告によるものなので実際の切断では少なくなるだろうが、本体も軽くなり作業量も増え事によって、今まで以上に全ネジ切断の作業は軽快になる。

マキタバッテリー18V14.4V共用

また、SC102Dはマキタとして初めて14.4Vと18Vのバッテリーで共用できるようになった製品だ。前機種SC101Dは14.4Vにしか対応しておらず、今までマキタには18Vバッテリーに対応した全ネジカッタは発売されていなかった。

今回、SC102Dは14.4Vバッテリーも使用できるようになっているため、SC101Dからの買い替えのユーザーに対しても抵抗なく新機種の提案ができるというマキタの販売戦略だろう。

  • BLモータ採用により小型・軽量化
  • 前機種SC101Dから作業量が大幅向上
  • 14.4Vと18Vのバッテリーに対応

充電器も新型になって充電速度UP

マキタ新型充電器DC18RF

同時に新型の急速充電器DC18RFも販売を開始した。新型のDC18RFはフル充電まで時間が40分と前機種DC18RCと比べ15分も短縮している。

また、約80%以上の充電となる実用充電は約27分となっている。実用充電時間で考えるなら、マキタのバッテリー充電時間は日立工機の急速充電器とほぼ同じになったものと推定される。と言うか実用充電という表記に関しては日立工機を強く意識したものだろう。

また、DC18RFはUSB端子も備えており、USB機器も充電できるようになっている機能が追加された。

SC102D製品仕様(他社品スペック比較)

下記に、各メーカーが販売している全ネジカッタ現行機種のスペックを一覧にした表を示す。なお、優位点は青字で記した。

 製品名マキタ SC102D日立工機 CL18DSALパナソニック EZ45A4
外観
作業量
(W3/8 軟鉄)
約1,600本 (BL1860B)約1,850本 (BSL1860)約780本 (18V 5.0Ah)
作業量
(W3/8 ステン)
約1,500本 (BL1860B)約1,340本 (BSL1860)約590本 (18V 5.0Ah)
切断能力W3/8,M10W1/2、W3/8、W5/16
M12、M10、M8、M6
W3/8,M10
最小切断長さ20mm23mm
LEDライト
寸法(mm)199×103×308310×185210×294×103
重量3.2kg4.2kg3.3kg
メーカ希望価格¥105,200¥149,800¥100,400
備考BLモータ採用 斜めカット

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