VOLTECHNO(ボルテクノ)

ガジェットとモノづくりのニッチな情報を伝えるメディア

マキタ DC40SA 自動車用充電器、USB PDで40Vmaxバッテリを充電できるUSBアダプタ

マキタ DC40SA 自動車用充電器、USB PDで40Vmaxバッテリを充電できるUSBアダプタ

電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2026年8月に40Vmaxシリーズの自動車用充電器 DC40SAを発売する。USB Type-Cポートを備えUSB PD充電器やUSB Type-C搭載シガーソケットから40Vmaxバッテリを充電できる小型充電器。標準小売価格は12,000円(税別)

マキタ(Makita) 40Vmax 自動車用充電器 DC40SA ケーブル・シガーソケットアダプタ付属 JPADC40SA
マキタ(Makita)
¥18,500 (税抜) マキタ標準小売価格

マキタ 自動車用充電器 DC40SA

電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、40Vmaxバッテリに対応する自動車用充電器 DC40SAを発売します。

DC40SAは、USB Power Delivery(USB PD)で40Vmaxバッテリを充電できる小型充電器です。

USB Type-Cコネクタを備えており、USB PD 60W以上のUSB PD充電器を接続することで40Vmaxバッテリの充電が可能で、シガーソケットアダプタ ADP14を使用することで車の12V・24Vシガーソケットからも充電できます。

USB Type-C入力を採用しているため、市販のUSB PD電源アダプタでも使用可能。車内だけでなく、対応する電源アダプタを用意すればACコンセントでも充電できます。

充電電流は、PD 60W接続時で1.2A、PD 80Wで1.5A、PD100Wで2.1Aの仕様を備えています。また、この製品は充電専用のアダプタとなっていて、装着したマキタバッテリから他の機器へ給電する動作には対応していません。

販売仕様は、ケーブル・シガーソケットアダプタが付属するJPADC40SA、充電アダプタ単体としてはA-01079で販売します。

  • JPADC40SA 充電器・USB-PDケーブル・ADP14セット 標準小売価格18,500円(税別)
マキタ(Makita) 40Vmax 自動車用充電器 DC40SA ケーブル・シガーソケットアダプタ付属 JPADC40SA
マキタ(Makita)
¥18,500 (税抜) マキタ標準小売価格
  • A-01079 充電器単品 標準小売価格12,000円(税別)
マキタ(Makita) 40Vmax 自動車用充電器 A-01079 充電器単品
マキタ(Makita)
¥12,000 (税抜) マキタ標準小売価格
  • JPAADP14 USB-PDケーブル 希望小売価格5,500円(税抜)

製品仕様

製品名 A-01079 A-79859
外観
対応バッテリ 40Vmax
18V・14.4V(ADP10使用時)
14.4V/18V
入力コネクタ(USB 1) USB Type-C USB Type-C (PD 20Vのみ)
USB PD仕様
(ソース)
×(出力動作非対応) ×(出力動作非対応)
USB PD仕様
(PPS)
×(出力動作非対応) ×(出力動作非対応)
バッテリ充電電流 PD 60W : 14.4V-18V,2.1A
PD 80W : 14.4V-18V,3A
PD 100W : 14.4V-18V,3.5A
PD 60W : 14.4V-18V,2.1A
PD 80W : 14.4V-18V,3A
PD 100W : 14.4V-18V,3.5A
LEDライト × ×
寸法 103×75×45mm 117×72×43mm
重量 0.13kg 0.18kg
本体価格 12,000円(税別) 8,500円(税別)
発売日 2026年8月 2025年12月

製品の特徴
「USB PDで40Vmaxバッテリを充電」

DC40SAは、USB Type-C端子を備えた40Vmaxバッテリ用の充電器です。シガーソケットアダプタを使った車内充電に加え、市販のUSB PD電源アダプタからも充電できます。本体上面には充電状況を知らせるランプを搭載します。

DC40SAのセット内容

DC40SAのセット内容と標準小売価格

JPADC40SAはセットで販売しており、充電器本体 A-01079、USB-PDケーブル A-79843、シガーソケットアダプタ ADP14が付属します。

各部品は単品でも販売しているので、ケーブルやアダプタのみを追加購入することも可能です。

ADP14は65W、100W充電には別の電源が必要

付属のADP14は直流12~24V入力・USB PD 65W(最大)の仕様を備えたシガーソケットアダプタです。

カタログの充電時間ではADP14使用時を60Wとして扱っているため、DC40SAのセット品だけで使う場合はADP14基準の充電時間が目安になります。

100W入力時の充電時間を利用するには、USBポート1口で100Wを出力できる市販のUSB PD電源アダプタが必要です。付属のUSB-PDケーブルはそのまま使えますが、別途100W規格のUSB PD充電器を購入しましょう。

40Vmaxバッテリの充電時間

DC40SAの40Vmaxバッテリ別充電時間

BL4025の場合、付属ADP14で約110分、100W入力では約65分です。入力電力による差が大きく、大容量バッテリほど100W電源を用意する効果が表れます。

DC40SAは車での移動中や休憩中に継ぎ足し、他のUSB PDモバイルバッテリーから充電するための充電器であり、AC急速充電器のような短時間充電が行えるモデルではありません。充電速度が必要な場合はDC40RA・DC40RBの使い分けが必要です。

バッテリADP14使用時100W入力時
BL4020(2.0Ah)約90分約50分
BL4025(2.5Ah)約110分約65分
BL4040(4.0Ah)約180分約100分
BL4040F(4.0Ah)約180分約100分
BL4050F(5.0Ah)約225分約130分
BL4080F(8.0Ah)約355分約205分
BL4080H(8.0Ah)約355分約205分

ADP10を使えば18V・14.4Vバッテリも充電可能

DC40SAと充電器用互換アダプタADP10の使用例

別販売品の充電器用互換アダプタ ADP10(A-69967、標準小売価格6,200円)を装着すると、DC40SAで18V・14.4Vバッテリも充電できます。ライトバッテリは非対応です。

40Vmaxと18V・14.4Vを併用するユーザーは、車載充電器をDC40SAに集約できます。ADP10使用時の充電時間はDC18SJの数値が目安になりますが、18V・14.4V専用で使うならDC18SJの方がシンプルです。

バッテリからスマートフォンへの給電は非対応

DC40SAのUSB Type-C端子は入力専用です。40Vmaxバッテリを装着しても、スマートフォンやノートパソコンへUSB給電することはできません。

USB電源として使う場合はUSBアダプタ ADP002Gなど別の製品が必要です。

60W未満の電源とUSB PD出力ソーラーパネルのような不安定な電源は使用不可能

USBポート1口の出力が60W未満のシガーソケットアダプタや電源アダプタは使用できません。

充電には60W以上に対応するUSB PD充電器が必要です。また、マキタはUSB PD出力を備えたソーラーパネルを電源として使用しないよう案内しています。

18VモデルDC18SJとの違い

DC40SAは、2025年12月に発売した18V・14.4V用DC18SJを40Vmax向けに展開したモデルです。

USB PD入力、付属するADP14とUSB-PDケーブル、充電専用で放電できない点、60W未満の電源を使用できない点は共通しています。

車載用充電器として見るなら新しい選択肢、今後の見通しとしては不安

今回のDC40SAは、18VモデルのDC18SJと同様に、Dual Role Power(DRP)を省いたUSB PDアダプタとなっています。

DC18SJと共通する仕様であることを考えると、製品企画の段階でDC40SAも並行して開発が進められていた可能性があり、結果としてUSB PDによる充電専用のアダプタとなった点は、ある程度仕方のない部分なのかもしれません。

とは言え、USB Type-C端子を備えたUSBアダプタとして見れば、一般的なモバイルバッテリーや他社製USBアダプタではDRPによる充放電対応が珍しくなくなっています。そうした現在の市場環境を考えると、マキタのUSB Type-CアダプタにもバッテリーからUSB機器へ給電できる双方向の充放電機能を備えてほしかった、というのが率直なところです。

製品として評価できる点を挙げるなら、ADP10を装着することで14.4V/18Vバッテリの充電にも対応できることでしょう。

ただ、そこまで対応範囲を広げるのであれば、最初からADP10を介さずに14.4V/18V/40Vmaxの各バッテリを充電できる、コンパクトなUSB PD充電器として1製品にまとめた方が、ユーザーにとっては分かりやすく、商品としての魅力も高かったのではないかと思います。


マキタは現在、40Vmaxシリーズの浸透・拡販を図る成長戦略の中で、「多種多様なエンドマーケットへの展開」を具体的な施策として掲げています。

画像引用:「2030年度に目指す姿|マキタ」

もちろん、他社にならって充放電対応のUSBアダプタを投入したところで、それだけで業績を大きく押し上げるわけではありません。むしろ既存ユーザーを主眼に置けば、今回のように車載用充電器として用途を明確に絞った方が、商品企画として合理的な面もあるとも考えられます。

一方で、「多種多様なエンドマーケットへの展開」を掲げるにしては、DC40SAの仕様は少々保守的に映ります。

既存製品や自社バッテリシステムとの整合性を優先した無難な仕様決定が、今回の40VmaxUSBアダプタだけにとどまらず、マキタが今後成長市場として見込む新規市場に対しても同じようなことを繰り返すのであれば、今後のマキタの収益性の向上にどこまで本気で取り組むつもりであるのか、疑問にも思いかねない懸念点となります。

画像引用:「2030年度に目指す姿|マキタ」

既存ユーザーを確実に囲い込む製品づくりや企画はマキタの強みでもありますが、新しい市場へ踏み込む局面では、時として既存の枠組みにこだわらない商品企画も必要になると考えています。市場規模の大きさだけを成長機会として捉えるのではなく、そこで既に競争が始まっている新市場の競合他社製品と比較して「マキタを選ぶ理由」をどこまで取りこぼさずに取り組めるかも肝要な点ではないでしょうか。

今回のDC40SAは車載充電器を必要とするマキタ既存ユーザーは明確な目的を持って購入する製品ですが、バッテリーを着脱できるUSB PDモバイルバッテリーとして使用したいと考えている新規ユーザーを獲得することは難しい製品であると見ています。例えば、既存のマキタユーザーがDC40SAとADP002Gのセットを買うことはあっても、バッテリーが着脱できるUSB PDモバイルバッテリーを探している新規ユーザーなら、間違いなくHiKOKI UC18DAかミルウォーキー M18 TCを選ぶでしょう。

そういう点で、未知な市場に対してのマキタの40Vmaxシリーズの拡販戦略がどこまで本気であるのか、少なからず不安を感じさせる製品でもあります。

DC40SA まとめ

マキタ 自動車用充電器 DC40SA

VOLTECHNO製品評価 3.5 out of 5 stars

USB PDで40Vmaxバッテリを充電できる小型充電器

良い点
  • 車内で40Vmaxバッテリを充電できる
  • 市販のUSB PD電源アダプタでも使用可能
  • ADP10で18V・14.4Vにも対応
悪い点
  • バッテリからUSB機器への給電は非対応
  • 付属ADP14では100W充電にならない
  • 60W未満のUSB PD電源は使用不可

DC40DA(フルセット販売品)

A-01079(充電器単品)

ほかのUSBアダプタを探す

関連アクセサリ・別販売品・消耗品

40Vmaxシリーズ 標準バッテリ

40Vmaxシリーズ 高出力Fバッテリ

40Vmaxシリーズ 超高出力Hバッテリ

バッテリアダプタ

40Vmaxシリーズ 充電器

40Vmaxシリーズ パワーソースキット(1口充電器セット)

40Vmaxシリーズ パワーソースキット(2口充電器セット)

ポータブル電源

バッテリチェッカ

マキタ 18Vシリーズバッテリ

バッテリアダプタ

充電器

多口充電ケース (18Vバッテリ充電はBCC01+ADP10)

パワーソースキット

ポータブル電源

バッテリチェッカ

[折りたたむ]

Return Top