
電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2026年10月に40Vmax 充電式チェンソー MUC034Gを発売する。2022年に発売したエンジン式相当42mLモデル MUC019Gの後継モデルで、BL4080Hバッテリへの対応で切断時の粘り強さが向上した。本体標準小売価格は99,500円(税抜)から
マキタ 40Vmax充電式チェンソー MUC034G
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2026年10月に充電式チェンソー MUC034Gを発売します。

MUC034Gは、40Vmaxバッテリ1本で動作するリヤハンドル式の充電式チェンソーです。
2022年に発売したソーチェン80TXL薄刃のエンジン式42mL相当モデル MUC019Gの後継にあたるリニューアルモデルで、タブレスセルの高出力40Vmaxバッテリの対応によって、ロック荷重が約2倍向上し高負荷作業時の粘り強さが向上しました。
ハイパワーブラシレスモーターにギヤ減速機構を組み合わせた構造によって、BL4040Fバッテリ装着時にエンジン式42mLクラスでクラス最軽量となる5.3kg、BL4080Hバッテリ装着時には42mLクラス以上のパワーを発揮するのが特徴です。
販売仕様は、モータ部MUC034GZRに350mmガイドバーを組み合わせたMUC034GZR1、400mmのMUC034GZR2、450mmのMUC034GZR3の付属仕様で販売します。
- MUC034GZR1 350mm/MUC034GZR+M350C バッテリー・充電器別売 標準小売価格99,500円(税抜)
- MUC034GZR2 400mm/MUC034GZR+M400C バッテリー・充電器別売 標準小売価格101,900円(税抜)
- MUC034GZR3 450mm/MUC034GZR+M450C バッテリー・充電器別売 標準小売価格104,300円(税抜)
MUC034G 製品仕様 (従来モデル MUC019Gとの比較)
| 製品名 | マキタ 40Vmax 充電式チェンソー MUC034G | マキタ 40Vmax 充電式チェンソー MUC019G |
|---|---|---|
| 外観 | MUC034G | MUC019G |
| メーカー | マキタ | マキタ |
| 製品カテゴリ | チェンソー | チェンソー |
| 本体電源 | バッテリー / 36 V / マキタ XGT 40Vmax | バッテリー / 36 V / マキタ XGT 40Vmax |
| 発売日 | 2026年10月7日 | 2022年1月 |
| 最大ガイドバー長さ | 比較対象内の最大値:450 mmMUC034GZR1:350mm / MUC034GZR2:400mm / MUC034GZR3:450mm | 比較対象内の最大値:450 mmMUC019GZ1:300mm / MUC019GZ2:350mm / MUC019GZ3:400mm / MUC019GZ4:450mm |
| 最大チェーンスピード | 24 m/s | 比較対象内の最大値:25.5 m/s |
| チェーンスピード(モード別・範囲) | 0~24m/s0~1440m/分 | 0~25.5m/s0~1530m/分 |
| ソーチェン形式 | 80TXL350mm:80TXL-59E / 400mm:80TXL-64E / 450mm:80TXL-70E | 80TXL300mm:80TXL-51E / 350mm:80TXL-59E / 400mm:80TXL-64E / 450mm:80TXL-70E |
| チェーンオイルタンク容量 | - | 260 mL |
| チェーン自動給油 | あり自動給油・吐出量調整・オイル残量確認窓を搭載。タンク容量は製品資料に記載なし。 | あり運転中に自動給油。底面の調整ネジで吐出量を3段階に調整。使用油:マキタ純正チェーンオイル。 |
| チェーン張り調整方式 | 工具で調整(テンション調整ネジ) | 工具で調整(テンション調整ネジ) |
| ハンドル形式 | リヤハンドル | リヤハンドル |
| チェーンブレーキ | あり | あり |
| モータ方式 | DCブラシレスモータ | DCブラシレスモータ |
| エンジン形式 | エンジン非搭載 | エンジン非搭載 |
| エンジン排気量 | エンジン非搭載 | エンジン非搭載 |
| 燃料タンク容量 | エンジン非搭載 | エンジン非搭載 |
| 使用燃料・混合比 | エンジン非搭載 | エンジン非搭載 |
| 1充電あたりの作業量(条件別) | 杉丸太φ350mm:約20本(BL4040F)/約35本(BL4080H)満充電時の参考値。充電状態や作業条件により異なる。 | 杉丸太φ200mm:約66本(BL4050F)BL4050F、満充電時の参考値。充電状態や作業条件により異なる。 |
| 本体寸法 | 825×230×261mm(長さ×幅×高さ)350mm:780×230×261mm/400mm:825×230×261mm/450mm:875×230×261mm。BL4040F・バー・チェーン刃を含む。 | 445×230×275mm(長さ×幅×高さ)ガイドバー・チェーン刃を除き、BL4050Fを含む。バー込みの全長とは条件が異なる。 |
| 質量 | 比較対象内の最小値:5.3 kg350mm:5.2kg / 400mm:5.3kg / 450mm:5.4kg。BL4040F・ガイドバー・チェーン刃を含む | 6.4 kg300mm:6.2kg / 350mm:6.3kg / 400mm:6.4kg / 450mm:6.5kg。BL4050F・ガイドバー・チェーン刃を含む |
| 質量の測定条件(電池・刃物・燃料など) | BL4040F・ガイドバー・チェーン刃を含む | BL4050F・ガイドバー・チェーン刃を含む |
| 振動3軸合成値(作業条件別) | 振動3軸合成値 4.1m/s²製品資料の公称値。EN62841-4-1に基づく。 | 振動3軸合成値 3.1m/s²取扱説明書の公称値。EN62841-4-1に基づく。 |
| ガイドバー形式 | スプロケットノーズ | スプロケットノーズ |
| 防じん・防水保護 | IPX4M | ウェットガード / IPX4 / (バッテリIP56) |
| キックバック低減 | あり | あり |
製品の特徴
「高出力40Vmaxバッテリ対応で粘り強さが向上した42mLモデル」

MUC034Gは、エンジン式42mL相当の充電式のチェンソーです。2022年に発売したMUC019Gのモデルチェンジとなります。
高出力40Vmaxバッテリの装着によって、充電式モデルながらも伐採から玉切り・竹林の維持管理から木造建屋の解体まで幅広い切断作業に対応できるモデルとなっています。
エンジン相当としては従来モデルのMUC019Gと同じ42mLですが、新型バッテリのBL4080H装着時には、従来モデル比で約2倍以上のロック荷重を実現しており、エンジン式以上の粘り強い使用感を実現しています。

400mm・BL4040F装着時5.3kg、電池で軽さと作業量を選択
ハンドルとガイドバーマウント部に樹脂の採用によって、軽量化を実現。400mm仕様はBL4040Fとチェーン刃・ガイドバーを含めて5.3kg、350mm仕様は5.2kgとなっています
マキタのアピールポイントとしては400mm・BL4040F装着時を42mLクラスの充電式リヤハンドルチェンソーでクラス最軽量としています。軽さを優先する場合はBL4040F、より高いパワーと作業量を求める場合はBL4080Hのような選び方ができます。
リトリガ不要でトリガーを引き直さずに再始動

過負荷によって刃物がロックした場合、負荷を取り除くことで、トリガーを引いたまま再始動できるリトリガ不要機構を備えています。切断途中で止まるたびにスイッチを引き直す操作を減らせます。
イッチ操作パネルでスイッチ操作と確認が容易に
新型スイッチは明瞭なクリック感を持たせ、グローブを着けた作業時の操作性を重視、大型統合ディスプレイでは、チェーンブレーキの作動、本機の高温・過負荷、バッテリー残容量・保護状態を確認できます。

防水保護等級IPX4Mに適合
製品本体は、防水保護等級IPX4Mに適合。屋外使用で雨天になっても安心して使用できます。
防水保護等級がIPX4″M”のM標記はIP規格の補助文字であり、”M”が付いているのは、製品動作状態における防水性能を記したもので、製品を動作させた状態に置いても防水性能を有していることを表すものとなります。

軽さを生かすBL4040Fとパワー重視のBL4080Hを使い分けたい
今回のMUC034Gは、枝払いで持ち替えや発停を繰り返す場面から太い丸太を切断する場面まで、装着バッテリーを使い分けることで柔軟に対応できる充電式チェンソーです。
特に、軽量バッテリー構成となるBL4040F装着時でも42mLクラスのパワーを確保しつつ、本体重量5.3kgに収まっている点は、取り回しを重視する方にとっては大きなポイントとなりそうです。
最高チェーンスピードはMUC019Gの25.5m/sに対し、MUC034Gは24m/sと下がっているものの、今回のMUC034Gは、最高速度の引き上げよりも、負荷時の粘り・軽量化に重点を置いたモデルと考えられます。モータ特性は回転速度とトルクのバランスで決まるため、回転が少し落ちてもトルクが大きく上がっていれば総合的なパワーは上昇していることになります。
実際、TOOLJAPAN2026のマキタブースで展示のデモを行っている方の話では、「BL4080Hバッテリを装着した時の使用感は、同じ42mLクラスのMUC019Gとは明確に使用感が異なっており、パワーはMUC034Gの方が確実に優れている」との所感でした。
ちなみに、「従来モデルのMUG019GにBL4080Hを装着しても同じように粘り強さは上がらないのか」と聞いてみたところ、「機器側がBL4080Hバッテリに対して最適化されていないため、BL4080Hバッテリを装着してもMUC034Gと同じような使用感にはならない」とことでした。この辺りは、バッテリー性能が上がったとしても機器側の駆動能力が上限値に達してしまえば保護停止してしまうのは仕方ない挙動と言えます。
ネックとしては、やはり価格面になります。
42mL仕様の充電式チェンソーとしてはかなり魅力的な製品ではあるものの、新規導入時は、400mm仕様のMUC034GZR2にBL4040Fと急速充電器DC40RAを個別に揃えると、標準小売価格の合計は162,600円(税抜)になります。
既存の40Vmaxユーザーとしても、性能をフルで活かすためのBL4080Hを購入するとバッテリだけでも実勢価格で6万円近い価格となってしまうため、実際の用途や必要性、作業シーンなどを吟味して選びたい価格の製品と言えそうです。
MUC034G まとめ

マキタ 40Vmax充電式チェンソー MUC034G
VOLTECHNO製品評価 
負荷時の粘りと軽さを重視した40Vmaxリヤハンドル機
- ギヤ減速で粘り強い切断
- 400mm・BL4040Fで5.3kg
- 負荷を除けば引き直さず再始動
- MUC019Gより価格が高い
MUC034GZR1 350mm仕様
MUC034GZR2 400mm仕様
MUC034GZR3 450mm仕様
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