本記事は、株式会社マキタ及び関連会社が保有する産業財産権の情報を解説・紹介するものであり、新製品発売や企業動向を保証するものではありません。株式会社マキタ及びマキタ取扱店へのお問い合わせはお控えください。
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目次
充電式自動カンナ盤
マキタの新たな充電式製品として特許が申請されたのが、充電式の自動カンナ盤です。
自動カンナとは、板材を自動で引き込んでカンナ掛けを行う電動工具です。
手で使う電気カンナと異なり、自動で均一なカンナ掛けが簡単に出来るので、プレカットが普及する以前の大工現場では重宝されていた電動工具でした。
ただし、現在では自動カンナ自体が目にする機会も減り、持ち運んで使用する可搬型自動カンナ盤を必要とする現場は無くなりました。
この製品は、ごくわずかな家具製作やリフォーム需要、諸外国需要、または防衛特許として出願されたものと予想されます。
鉄筋結束機用 延長ハンドル
マックスの鉄筋結束機 リバータイアのウォーカーモデルの販売が記憶に新しいところですが、マキタもその需要を見越しているようです。
この延長ハンドルは後付けで出来る構造なので、汎用性の面ではこちらの方に軍配が上がりそうです。
新モデルの鉄筋結束機を販売した場合、どこまでマックス製品のフィーリングに近づけられているかがマキタ鉄筋結束機にとってのキーポイントとなるでしょう。
この延長ハンドルは、2021年冬のマキタ特許特集で紹介した新型の鉄筋結束機に合わせ、別売のアクセサリとして展開されると予想されます。
※追記
延長ハンドルセット A-71629として専用アクセサリが販売中です。
充電式グリースガン
マキタは、農機・建機の注油に使用する充電式のグリースガンを開発しています。
グリースガンは、取り回しに優れた手動式が主流ですが、複数台の注油を行う場合は時間もかかるため、電動グリースガンを使用することで整備の時間を大幅に短縮できます。
国内では、ヤマダコーポレーション・RYOBI・グリースモンキーなどの工具ブランドが充電式グリースガンを取り扱っていますが、マキタが新たに参入するとバッテリープラットフォームの利便性により充電式グリースガンの普及が大きく進むと予想されます。
このグリースガンは、海外市場でDGP180として販売されている機種です。国内販売時にはGP180Dとして販売されるでしょう。
※追記
日本マキタでも充電式グリースガンGP180Dとして販売が開始されました。
ロボット掃除機 商用現場向けアクセサリ
マキタの異端さを世に知らしめた電動工具界の異端児 ロボットクリーナ ロボプロRC200DZのアクセサリです。
この特許は、遠くからでも視認できる警告灯と紙を吊り下げるボードを取り付けられるアクセサリに関する特許です。
特許の中では商業施設での使用が想定された記述があり、清掃ロボットの存在を周囲に知らせるための構造と、警告灯を含む突出物の衝突を検知する方式について書かれています。
マキタのロボットクリーナーは、2013年に経営再建中だったシャープへの出資で開発された製品です。
2021年現在のマキタはロボット事業にあまり力を入れているようにも見えませんが、今にして思えば、マキタがロボプロを発売した辺り(2015年)から良い意味で変な方向性に向かい始めた時期でもあるので、ある意味ひとつのきっかけになった製品なのかもしれません。
充電式運搬車
マキタ園芸機器の隠れた人気製品、充電式運搬車に関する新たな特許が米国で出願されています。
この運搬車は、CU180DZの3輪構成から4輪構成に車輪が増えた発展モデルです。安定性が増したことで荷台部品のバリエーションも増え、荷台が異なる全5種類の仕様が確認されています。
さらに、バッテリー4本搭載による連続稼働時間の延長とパワーリフト機能も搭載しており、パイプフレーム荷台では上下の昇降機能、バケット荷台では約90度の荷下ろし機能が追加されています。
近年需要が高まりつつある農作業アシスト製品ですが、昨今の充電式園芸機器需要拡大に合わせ、マキタの充電式農機具の今後の展開に期待が高まります。
※2022年9月に充電式運搬車 CU600Dシリーズが発売されました。
※2023年10月に充電式パワーリフト搭載運搬車 CU601D/CU602Dが発売されました。