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2023年7月24日

マキタ 今後の新製品・販売候補製品をチェック【2020年冬編】

マキタ 今後の新製品・販売候補製品をチェック【2020年冬編】

本記事は、株式会社マキタ及び関連会社が保有する産業財産権の情報を解説・紹介するものであり、新製品発売を保証するものではありません。株式会社マキタ及びマキタ取扱店へのお問い合わせはお控えください。

本記事は、株式会社マキタ及び関連会社が保有する産業財産権の情報を解説・紹介するものであり、新製品発売や企業動向を保証するものではありません。株式会社マキタ及びマキタ取扱店へのお問い合わせはお控えください。

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マキタ注目の新シリーズ 80Vmax(2021年1月発売決定)

2020年の12月、突如Makita New ZealandのFacebookアカウントから80Vmaxシリーズが予告されました。

40Vmaxバッテリーを2本装着するシリーズで動作電圧は72V、BL4040バッテリー×2本装着時には最大3,000Wの高出力電動工具シリーズになると推測されます。

2020年2月には国内市場での販売も予告され、日本初の高出力充電工具として期待される新シリーズです。

40Vmax DG001G アースオーガ(2021年2月発売決定)

海外マキタの欧米地域では、40Vmax対応のアースオーガ DG001Gの販売が予告されています。

最近だと、日本で18V×2シリーズのDG460Dアースオーガの販売が始まったばかりですが、この40Vmaxアースオーガも40Vmaxシリーズの製品拡充のため日本販売が進められると考えられます。

【2021年2月15日追記】
日本発売が決定し40Vmax充電式アースオーガ DG001Gが発売中です。

40Vmax LS002G 216mm卓上スライドマルノコ(2021年8月発売決定)

海外マキタの欧米地域では、40Vmax対応の216mm卓上スライドマルノコ LS002Gの販売が予告されています。

海外では190mm径を超える卓上スライド丸ノコの需要があるため、海外での販売が優先されるモデルになると推測されます。

ただし、日本でも216mm卓上スライドマルノコ LS0814Fの販売実例があり、40Vmaxシリーズの製品拡充や日立工機方式のスライド構造へのモデルチェンジを目的として日本展開が進められる可能性もありそうです。

※追記
日本市場では、2021年8月に日本向けモデルとして216mm充電式スライドマルノコLS005Gとして発売が決定しました。

スターロック対応 新型マルチツール(2021年2月発売決定)

ここからは国内特許公報からの情報です。マキタはマルチツールの新方式のブレード脱着機能に関する特許を出願しており、その中の意匠図では、現行のマルチツールブレード規格「スターロック」に対応するブレード取り付け機構が確認できます。

スターロックの本元のBOSCHは、長らくスターロックの他社ライセンス展開を拒む傾向がありましたが、昨年はmetaboからスターロックシステムに対応したマルチツールも販売されており、スターロックのライセンスは緩和されたようです。

マキタのマルチツールTM51Dは販売から6年が経過している製品でモデルチェンジも期待されている製品です。

マルチツールは製品のコンセプト的に性能向上の難しい製品ですが、スターロックの採用によってマルチツールの性能向上が実現できるようになります。

意匠図では握り手の部分のスリム化なども実現しているようで、使い勝手の向上も期待されます。

【2021年2月22日追記】
日本発売が決定し充電式マルチツール TM52Dとして発売中です。

鉄筋結束機の後継モデル?

鉄筋結束機のリールの着脱に関する特許です。

先行するマックスや鉄筋結束機を展開していないHiKOKIに対するけん制の意味合いが強い防衛出願の可能性もありますが、意匠図の鉄筋結束機が現行品と異なるデザインなので新製品を開発している可能性も考えられます。

マキタのTR180D鉄筋結束機は販売から3年が経過しているため、時期的にもユーザーの意見を吸い上げたモデルチェンジの可能性も高く、後継モデル TR181Dの発売が期待されます。

40Vmax新型バッテリー BL4050F(2021年3月発売決定)

中国マキタのHR005Gハンマドリルの製品ページには、40Vmaxの新型大容量バッテリー BL4050Fが付属する販売仕様についての記載があります。

BL4050Fの形名から推測すると、36V-5.0Ahバッテリーで容量は180Whもの大容量になると推測されます。また、品名末の『F』は特殊仕様と考えられ、高出力仕様や完全防じん防水仕様を表しているものと推測されます。

BL4050F装着時の寸法はBL4040装着時よりも大型化しており、現行の21700セル採用バッテリーよりも大型のバッテリーになるようです。

日本市場でも80Vmax 充電式ハンマ HM002Gの発売が公表され、同時にBL4050Fバッテリーも発売となりました。2口充電器と共にパワーソースキットとして販売が行われます。

ロボットクリーナーの新型モデル?(2021年11月発売決定)

2019年6月28日出願の特許には、新型ロボットクリーナーの意匠図が記載されています。

特許の内容は、周囲検出の光学センサの強度改善に関する特許ですが、付随の意匠図では操作パネルやセンサの大幅な改良が確認できます。

従来モデルは業務用大型ロボットクリーナーのロボプロRC200DZが販売されており、その後継モデルとなるロボットクリーナーになりそうです。RC200DZはシャープとの共同開発でしたが、次期モデルはマキタオリジナルの製品になると期待されます。

2021年9月には特許内の意匠に近い製品の意匠登録も行われており、新型ロボットクリーナーの販売の可能性は高まっていると予想されます。

※追記
本製品は2021年11月にRC300DZとして発売が開始しました。

ファン付き 折り畳みチェア・ベビーカー

電動工具メーカーのマキタがアウトドアチェアとベビーカーに関する特許を申請。意匠図では、折り畳み椅子とベビーカーが記載されていますが、椅子(固定式および可動式の何れも含む)、乗り物用のシート(seat)、ベビーカー、各種ベッド、マットレスなど幅広い範囲に適応できる特許として申請されています。

請求項は「空気を流通させるための合理的な構成を備え、使用者の快適性を保つことが可能な身体支持装置を提供する」であり、内容そのものは通風構造と体の保持装置を兼ねた装置に関する特許です。

本特許は、マキタのファンジャケットを手掛ける帝人株式会社と共同で申請されています。

アウトドア向けの製品ではマキタ販路で販売が行われるかもしれませんが、日用品関連機器であればマキタバッテリーを使った他メーカー販売が推進されるかもしれません。

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