
電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2026年6月に40Vmaxシリーズの充電式インパクトドライバ TD005Gを発表した。マキタ初搭載となる高出力モータの搭載によってモータ体積を大幅に減少し、ヘッド長100mmサイズながらも締付トルクは従来モデルと同じ220N・mを実現する。
マキタ 充電式インパクトドライバ TD005G
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2026年6月に充電式インパクトドライバ TD005Gを発売します。

TD005Gは、40Vmaxシリーズの最新充電式インパクトドライバです。
マキタ初搭載となる高出力密度モータはマグネットモータを増やしたことで繊細な制御が可能になり、モータ体積40%の小型化によるコンパクト化と軽量化を実現、ネジ穴が潰れず面一で綺麗な仕上がりを実現する楽々7モードを新たに搭載しています。
製品カラーは、マキタ定番カラーの青のほかに黒・オリーブで展開し、販売仕様はバッテリ・充電器・ケースが付属するTD005GRDXと本体のみのTD005GZで販売します。
- TD005GRDX バッテリBL4025×2本・充電器DC40RA・ケース付属 標準小売価格 96,800円(税別)
- TD005GRDXO バッテリBL4025×2本・充電器DC40RA・ケース付属 標準小売価格 96,800円(税別)
- TD005GRDXB バッテリBL4025×2本・充電器DC40RA・ケース付属 標準小売価格 96,800円(税別)
- TD005GZ 本体のみ 標準小売価格 37,400円(税別)
- TD005GZO 本体のみ 標準小売価格 37,400円(税別)
- TD005GZB 本体のみ 標準小売価格 37,400円(税別)
TD005G 製品仕様 (TD002G比較)
| 製品名 | TD005G | TD002G |
|---|---|---|
| 外観 | ![]() |
![]() |
| 能力(小ねじ) | M4~M8 | M4~M8 |
| 能力(普通ボルト) | M5~M16 | M5~M14 |
| 能力(高力ボルト) | M5~M14 | M5~M14 |
| 能力(木ネジ) |
22~125mm | 22~125mm |
| モータ方式 | ブラシレスモータ | ブラシレスモータ |
| 最大締付トルク | 220N・m | 220N・m |
| 無負荷回転数 | 0~3,700min-1 | 0~3,700min-1 |
| 打撃数 | 0~4,600min-1 | 0~4,600min-1 |
| 防水防じん | IP56 | IP56 |
| LED | リングライト | リングライト |
| 重量 | 1.5kg(バッテリ込) | 1.6kg(バッテリ込) |
| 寸法 | 126×86×248mm ヘッド長100mm |
119×86×247mm |
| 本体価格 | 37,400円(税抜) | 31,100円(税抜) |
| 販売年月 | 2026年7月 | 2022年1月 |
製品の特徴
「高出力密度モータでヘッド長100mmで220N・mの締結トルク」

TD005Gは、マキタ初搭載となる高出力密度モータを搭載する新型の充電式インパクトドライバです。
高出力密度モータの搭載によって、ヘッド長100mmの短縮と従来モデル比100gの軽量化を実現しており、40Vmaxシリーズの充電式インパクトドライバとして締め付けトルク220N・mの高出力モデルながらも取り回しに優れたコンパクトモデルを兼ねているのも特徴です。

新構造の高出力密度モータで精密な制御を実現

新開発の高出力密度モーターは、従来モータよりもマグネットを増やし8極とすることで緻密な制御が可能になりました。
ネジ穴を潰さず面一で綺麗に仕上がるトガリビスモードを搭載

マキタ充電式インパクトドライバが搭載する「楽らくモード」によるアシストは、新たにトガリビスモードを備え「楽らく7モード」になりました。
トガリビスモードはLGSなどの軽天ビスに使用するモードで、新型モータの緻密な制御によって薄い鉄板への先が細いネジの締付け時に自動停止することでネジ穴を潰してしまうことを防ぎ、面一で綺麗な仕上がりをアシストします。

防じん防水IP56に適合

コンパクトサイズの40Vmaxインパクトは18V移行の切っ掛けとなるか
今回のTD005Gは、待望のマキタ最新充電式インパクトドライバとなり、特徴である”高出力密度モータ”は、これまでのマキタモータの中でも特にコンパクトなヘッド長100mmを実現しています。
一応、より短いヘッド長のパナソニック EZ1PD1もあり、そちらはヘッド長98mmとなっていますが、ヘッド周長は大きく感じるインパクトであるため、実際のサイズ感としてはTD005Gの方がコンパクトに見えるかもしれません。
新モータのステータコア厚みは5mm程度の驚異的な薄型形状になっており、ロータコアは特徴的な磁石の配置によって8極構成になっており、細かな位置検出が可能になったことでトガリビスモードのような機能が実現できたものと想定しています。
モータ技術としては意欲的なインパクトドライバですが、現行モデルのTD002Gが搭載していたデュアルスプリングテクノロジーやADP11によるアプリカスタマイズ機能は省かれており、製品のコンセプトとしては40Vmaxの現行モデル TD002Gよりも18VシリーズのTD173Dに近いコンセプトを持つインパクトドライバのように見えます。
そういう意味で、TD173Dを使用している18Vユーザーに対して40Vmaxをアピールする製品になるのではないかと予想しています。ちょうど、マキタは先日40Vmaxシリーズを収益の柱とする計画を上げて40Vmaxシリーズの販売数の拡大を目指していることから、建設方面へのテコ入れも行う方向なのかもしれません。
技術的な観点として、筆者の認識としてマキタはこれまで充電式インパクトドライバサイズのモータとしてはBL44系統のSPMモータを採用していましたが、今回のTD005Gのために新たに同極対向配置のIPMモータ開発したものと認識しています。

マキタはモータの共通化する方針が強いため、これまでBL44系統のモータを搭載していた製品も、TD005Gと同等のモータを搭載を進め、他製品に対しても小型化・軽量化の新モデルチェンジ展開が進むのではないかと予想しています。

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