
ボッシュ株式会社(本社:神奈川県横浜市)は、コードレス鉄筋カッター GBC18V-32PSを発売する。136mmの超硬チップソーで最大32mmの鉄筋を切断でき、壁や床から2.5mmの際切りにも対応する。標準小売価格は74,000円(税抜)。
ボッシュ コードレス鉄筋カッター GBC18V-32PS
ボッシュ株式会社は、Professional 18Vシリーズのコードレス鉄筋カッター GBC18V-32PSを発売します。

GBC18V-32PSは、ボッシュ18Vバッテリーで動作するチップソー式の鉄筋カッターです。
先端のガード内で超硬チップソーを回転させ、Φ10~32mmの鉄筋切断に対応します。
壁や床から突き出た鉄筋を短く切り落とす際切りにも対応しており、コンクリート面に沿わせて作業できるのが特徴です。基礎工事や建設・土木の鉄筋加工に向けた製品となっています。
販売仕様は、化粧箱が付属する本体のみのGBC18V-32PSで販売します。バッテリーと充電器は別売です。

- GBC18V-32PS 本体のみ・化粧箱付 推奨小売価格74,000円(税抜)
GBC18V-32PS 製品仕様
| 製品名 | GBC18V-32PS |
|---|---|
| 外観 | ![]() |
| 切断能力 | 鉄筋:Φ10~32mm |
| 際切り高さ | 2.5mm |
| チップソー外径 | 136mm |
| 無負荷回転数 | 1段:1,700min⁻¹ 2段:2,000min⁻¹ |
| スイッチ | パドルスイッチ |
| バッテリー | ボッシュ Professional 18V |
| 重量 | 3.3kg(バッテリーを除く) |
| 寸法 | 445×186×114mm (長さ×幅×高さ) |
| 本体価格 | 74,000円(税抜・推奨小売価格) |
製品の特徴
「超硬チップソーで太径鉄筋を低火花切断」

GBC18V-32PSは、ブラシレスモーターと外径136mmの専用超硬チップソーを採用するツライチカッターです。
EXPERT EXBA18V-80バッテリーの装着時にコード式1,500W相当の出力を発揮し、18mmの鉄筋を約2秒で切断します。また満充電の8.0Ah EXPERTバッテリーでは、同径の鉄筋を最大220回切断できる作業量を備えています。
壁や床から2.5mmの際切りに対応

先端は、チップソーをガードで覆いつつ、底面近くで切断できる構造になっています。
壁面や床面から2.5mmの位置で鉄筋を切断できるので、突出した鉄筋の処理に対応できます。開口幅は調整ネジで変更でき、切断する鉄筋に合わせて設定できます。
ただし、切断能力の下限はΦ10mmであり、細い鉄筋まで幅広く切れるブロック型の鉄筋カッタとは用途が異なるため注意が必要です。
グリップの向きを変えられる回転構造

ギアヘッドとグリップの位置関係は、左右それぞれ90°に変更できます。
床の近くや壁際で切断するときも、スイッチを押しやすい位置に合わせられます。
防振サイドハンドルは、ヘッドの左右と上側の3箇所に取り付け可能です。主グリップの向きと組み合わせることで、鉄筋の位置に合わせた両手保持がしやすくなっています。
パドルスイッチと2段階の速度調整を搭載

スイッチは、握っている間だけ運転するパドルスイッチを採用しています。
手を離すと停止動作に入り、電子ブレーキがチップソーの回転を止めます。
無負荷回転数は1,700/2,000min⁻¹の2段階です。取扱説明書では、切断速度を重視する場合は2段、火花の発生を抑えたい場合は1段を選ぶよう案内しています。
キックバックコントロール、再始動防止、ソフトスタート、過負荷保護、ドロップシャットダウンも搭載しています。本体上部の表示部では、速度設定や温度、過負荷などの状態を確認できます。
マキタ 充電式チップソーカッタ SC002Gとの比較
鉄筋の際切りに対応するチップソー式の充電工具としては、マキタの充電式チップソーカッタ SC002Gが挙げられます。両機種とも、壁や床に近い位置で使用するツライチカッターになっています。

GBC18V-32PSは最大32mmまでの切断に対応し、本体の推奨小売価格は74,000円(税抜)であることから、SC002GZKの標準小売価格230,000円(税抜)と比べると、導入価格の低さが目を惹く要素となっています。
一方、SC002GはSD490の異形鉄筋D25までと、対応する鉄筋の強度区分を明示しています。
また、公表されている切断時間はボッシュが18mm鉄筋で2秒、マキタが25mm鉄筋で4秒であり、測定条件が若干異なる点に注意が必要です。
| 製品名 | GBC18V-32PS | SC002G |
|---|---|---|
| 外観 | ![]() |
![]() |
| 鉄筋の切断能力 | Φ10~32mm | D10~D25(SD490異形鉄筋) Φ10~25mm(SR295丸鋼) |
| 際切り高さ | 2.5mm | 約2.5mm |
| チップソー外径 | 136mm | 110mm |
| 無負荷回転数 | 1,700/2,000min⁻¹ | 2,500min⁻¹ |
| バッテリー | ボッシュ18V | マキタ40Vmax |
| 重量 | 3.3kg(バッテリーを除く) | 4.2kg(BL4025装着時) |
| 寸法 | 445×186×114mm | 504×137×148mm (BL4025装着・ハンドルを除く) |
| 販売仕様 | 本体のみ・化粧箱付 | SC002GZK:本体のみ・ケース付 |
| 本体価格(税抜) | 74,000円 (推奨小売価格) |
230,000円 (標準小売価格) |
ボッシュ18Vユーザーが際切り工具を追加しやすい価格設定
今回のGBC18V-32PSは、ツライチカッターとしては国内有力競合モデルと比較して低価格設定になっているのが大きなメリットとなっています。
この辺りの価格構造に関しては、ボッシュが自社の内製で設計製造しているのに対し、マキタ SC002GはオグラのOEMであり、さらにオグラはマキタからディスクグラインダの本体を仕入れているという原価構造があるためと考えられます
実勢価格での充電器・バッテリー込みでの価格差を考慮すると、マキタ(オグラ)・IKK(HiKOKI マルチボルト)・ミルウォーキーなどの先行販売している有力電動工具ブランドのツライチカッターよりもボッシュのツライチカッターは遥かに安いため、コストパフォーマンス的な面を考慮するなら、例えボッシュ18Vバッテリーを持っていななくても、ボッシュ GBC18V-32PSを選ぶことが最有力となります。
実際は手持ちのバッテリーや使いまわしの観点で事情は異なるものの、ツライチカッターを使用するユーザーにとっては、GBC18V-32PSはボッシュ18Vシリーズを購入する呼び水になり得る製品なのかもしれません。














