
本記事は、株式会社マキタ及び関連会社が保有する産業財産権の情報を解説・紹介するものであり、新製品発売を保証するものではありません。株式会社マキタ及びマキタ取扱店へのお問い合わせはお控えください。
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目次
トップハンドル型の40Vmax充電式チェンソー MUC031G
マキタの近日発売の製品として、トップハンドル型の40Vmax充電式チェンソー MUC031Gが控えています。

この充電式チェンソーは薄刃80TXLとガイドバー長250mmを備えており、トップハンドル構造によって取り回しに優れているのが特徴です。
本製品はモータにはアウタロータ方式のブラシレスモーターの採用から、現行モデルのMUC009Gの本体重量3.5kgよりもさらに軽い3.0kgとなっており、軽さではクラストップの充電式チェンソーとなっているようです。
現時点で販売時期は未定であり、製品の詳細仕様も開示されていませんが、近日発売予定となっており本クラスのチェンソーを使用する方には注目の製品になるものと想定しています
40Vmaxパワーユニットシリーズ(仮称)の電動ポンプ
前回解説した、40Vmax パワーユニットシリーズ(仮称)の充電式ポンプの意匠図です。

前回特許時点では、刈払機、カルチベータ、コンクリート仕上げ機がパワーユニットシリーズの具体的な製品として意匠図に挙げられていましたが、今回の特許では新たに電動ポンプが加わりました。
ポンプの能力は本特許から推測することはできませんが、ポンプアタッチメント A-75384の最大揚程15m、最大流量150L/minよりも高い性能を持つ充電式ポンプになるのではないかと想定されます。
スコップ用充電式ハンマ
マキタは電動ハンマー用スコップ専用の充電式電動工具を開発しているようです。

内部構造としてはエアシリンダ内の空気バネによってストライカがビットを打撃する電動ハンマの構造を持つ製品ですが、本製品は丸ノコに近いハンドルを搭載しているのが特徴です。
意匠図にスコップが装着されているように、本製品はスコップシャンクに特化した製品であり、土木や農作業用を想定した製品と考えらえます。
この製品を使う程の穴ほり作業の需要があるかは別として、ハンマドリルを新たに購入してスコップシャンクを装着するよりかはこのような製品を買った方が安くつくのかもしれません。バッテリも外観形状を見る限りスライド10.8Vのようなので、小型で取り回しの良い電動スコップになりそうです。
充電式バンドソー用抑えカバーアクセサリ
ポータブルバンドソーのアタッチメントに関する特許です。

ポータブルバンドソーは手で持って使用する電動工具なので、持ち運べて手軽に使用できる一方、切断面が曲がって歪みやすい欠点があります。特にバンドソーは刃が薄く歪みやすいので、真っすぐ当てても直ぐに曲がってしまいます。
このアクセサリでは、ガイドプレートで切断対象の上面を保持することで、切断時に傾斜を防ぐことが可能になります。
意匠図としてはPB183Dに近い製品ですが、ガイドプレートを固定するネジ穴が無いため、本特許の製品化の際には別売のアクセサリではなく、マイナーチェンジモデルとして展開するのかもしれません。
ハンマドリル用 真空吸着アタッチメント
ハンマドリルの新たなアタッチメントとして、ハンマドリルを壁に固定する真空吸着アタッチメントの構想があるようです。

真空吸着アタッチメントとは、名前通り接触面を真空にすることで壁面に吸着させ、固定させるためのアタッチメントです。
真空にするだけでハンマドリルを固定できるのか不安に思う方も多いと思いますが、真空吸着自体はバキュームリフターと呼ばれる電動工具が存在しており、ガラスからタイル、石材など幅広い材料の持ち運びや据え付け作業に使えるようになっています。
ハンマドリルを真空吸着する場合、バキュームリフターと異なる吸着面の小ささやハンマドリル本体の長さによる荷重のかかり具合の違いなどが固定に対する懸念点となりますが、もし製品化されれば結構使い勝手の良いアタッチメントになるのではと考えられます。
充電式フレア形成工具
エアコン取付作業の際に行うフレア加工用の電動工具を構想しているようです。

フレア加工には手工具のフレアリングツールを使用するのが定番ですが、この作業は金属パイプの加工なので手間と時間もかかる作業です。これを電動工具で加工できれば作業時間の大幅な短縮が可能です。
マキタは真空ポンプのようなエアコン設置用の電動工具も展開しているので、その販路での売上拡大を狙う意図があるのかもしれません。
ただし、手作業のフレアリングツールは安いもので数千円の工具なので、電動工具化した場合だと7~8万円になると想定されるため、コスト的には厳しい製品になりそうです。現実的にはドリルに装着するアタッチメントになる可能性も高そうです。

この手のアタッチメントは既に国内で他社から販売されているので、アタッチメントの場合はマキタが販売するのを待つ必要はないかもしれません。
リングライト搭載充電式インパクトレンチ
リングライトを搭載するマキタ充電式インパクトが増えるようです。

マキタインパクトは、TD173DやTW010Gなどにリングライトを搭載しています。意匠図のインパクトレンチにもリングライトを搭載しており、今後のマキタインパクトの方針としてはリングライトの搭載がトレンドになっていくのかもしれません。
インパクトレンチのサイズ感としては不明ですが、バッテリのサイズ比較感としてはTW007Gのような600N・mクラスの製品ではないかと想定しています。
待機時にLEDが消灯する充電器
今後のマキタ充電器は、バッテリ非装着時にLEDが点灯しない仕様になるかもしれません。

この特許は、バッテリパック未装着状態でのLEDを消灯することで消費電力を削減できるとする内容です。
コンセントに接続する機器の待機電力を下げる取り組みは電動工具だけではなく、全ての産業が取り組むべき課題とされています。例えば、待機電力が1Wの製品でも10万台稼働していれば100kWにもなります。
ちなみに、以前当サイトも電動工具用充電器の待機電力を測定したこともあるのですが、正直、待機時の消費電力はそこまで大きいものでは無く、むしろLEDだけの点灯を停止する程度では消費電力も大して変わらないのでは、とも考えています。
ちなみに、電動工具の充電器が待機時でもLEDを点灯させるようになったのはリチウムイオンバッテリーの登場あたりからの付加価値として搭載した機能であり、その機能を省くことで特許とするのは何とも言えない感じがします。また、海外ブランドの充電器においては最初から待機時にLEDが点灯しない製品も多いので、過去の経緯や他社品を考えると、道理が通らない印象を受けています。
角ドライブ12.9mm仕様の充電式インパクトレンチ TW1004
海外マキタでは、角ドライブ12.9mm仕様の18V充電式インパクトレンチを販売しています。

国内では800N・mの充電式インパクトレンチとして角ドライブ19mm仕様のTW1001Dは販売していますが、12.9mm仕様の製品は販売していません。
海外市場では1年程前から販売を行っているようです。日本のマキタでもユーザー要望が多ければ取扱いが始まるかもしれません。