目次
エンジン刈払機
参考:刈払機 JT2310L取扱説明書|ECHO
充電式刈払機
参考:刈払機 MUR003G取扱説明書|マキタ
主要各部位解説
ギヤケース
エンジン・モーターの回転をメインパイプ内のシャフトを通じて刈刃に伝える部品です。
ギアケース内部には歯車が内蔵されグリスで満たされた構造になっています。グリスは数十時間ごとに入れ替えて定期メンテナンスが必要です。
飛散防護カバー
刈払作業時に飛散する草片や小石などの飛散物から作業者を守るためのカバーです。
草が多い場所ではカバーと刈刃の隙間に草が詰まって回転が止まってしまうこともありますが、作業者の保護も兼ねているカバーなので外してはいけません。
ハンガ
肩掛けバンドやハーネスに刈払機をひっかける通し穴です。
スロットルレバー(スイッチ)
刈刃の回転速度を調整するレバーです。エンジン式刈払機はレバーの引き量で回転速度を調節しますが、モータ搭載の刈払機の場合は、レバーとは別の位置に回転数調節ダイヤルがあります。
スターターグリップ
エンジン式の刈払機を始動するための部品です。エンジンを始動させるための引く部品全体を指してリコイルスターターと呼びます。
ロープを引っ張ってクランクシャフトに勢いをつけさせてエンジンを始動させるものですが、実際にエンジンを始動させるには、後述のチョークやプライミングポンプの操作による始動の補助が必要です。
チョーク
チョークとは、エンジンの始動を補助するための部品です。燃料と空気の混合気を変えるために使用します。
エンジンの冷間始動時にチョークを引いて始動させた後ストールさせる「初爆」を起こしてから、チョークを戻してエンジンを始動させます。
プライミング(プライマリー)ポンプ
プライミングポンプとはエンジン始動を補助するための部品です。搭載していないエンジン刈払機もあります。
プライミングポンプは、エンジン始動前にタンク内の燃料をキャブレターに強制的に燃料を送る部品であり、エンジンの始動性を向上させるために使用します。
始動性が悪いエンジンや燃料ライン上に空気が混入した場合などにプライミングポンプを使用すると、比較的容易にエンジンを始動できるようになります。
透明のゴム状の樹脂で覆われた部品なので、割れや破損した時は交換が必要になります。
エアクリーナー
エンジンの燃焼に使う空気中の微粒子を取り除く部品です。クリーナーエレメントとも呼ばれます。
汚れによって定期的な清掃が必要で、劣化もするため数年で交換が必要です。
スパークプラグ
燃料に点火するための部品です。消耗品なので定期的な点検・交換が必要です。
使用を続けて劣化が進行すると、燃費の悪化やエンジン出力の低下、エンジンそのものの破損にも繋がります